フロム・ビーの関係者

  • 広田寛治
    これまでの仕事や現在の研究テーマに関する情報をまとめていきます。
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フロム・ビー関係の本

2023年5月23日 (火)

『ディスク・コレクション アメリカン・オールディーズ1955−1964』 American Oldies 1955-1964


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Oldies, but goodies! 名盤を紹介するディスク・コレクション・シリーズの書籍に、アメリカン・オールディーズが加わりました。5月25日に発売となります。
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ロックンロールが全米で爆発的な人気となった1955年から、ブリティッシュ・インベージョンが起きた1964年までのアルバムが対象です。もちろんレコードはシングル中心の時代ですが、アルバム単位で聴くことで、長年アメリカン・ポップスに親しんできた人たちも新鮮に味わえるのではないかと思います。
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パート1はThe Stars Of American Oldiesと題して、代表的なスターたち、ドリフターズ、エルヴィス・プレスリー、リック(リッキー)・ネルソン、エヴァリー・ブラザーズ、サム・クック、レイ・チャールズ、コニー・フランシス、ディオン、ビーチ・ボーイズ、フォー・シーズンズのアルバムが取り上げられています。
パート2以降は、時代背景の解説とともに、年ごとに代表的なアルバムを追っていきますが、この本全体を通じてアーティストを知るためのガイドにもなるでしょう。
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著者は、ディスク・コレクション・シリーズでは『ジャパニーズ・シティ・ポップ』を監修し、『ナイアガラに愛をこめて』『シティ・ポップに愛をこめて』などを著してきた木村ユタカさん。
5月26日には、木村さんが選曲し解説したコンピレーション・アルバム『魅惑のアメリカン・オールディーズ』が発売されます。
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古き良きアメリカン・オールディーズを、音と文字でお楽しみください。

 

木村ユタカ著
『ディスク・コレクション アメリカン・オールディーズ1955−1964』 2023年5月25日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント 本体2,700円
A5判 240ページ オールカラー

 

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2023年2月 4日 (土)

『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ リボルバー・エディション』 REVOLVING DOOR

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シンコー・ミュージック・ムック『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ リボルバー・エディション』が2月15日発売に。アルバム『リボルバー』が開けた回転扉を、私たちも開けてみましょう。
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巻頭カラー特集は豪華3本立!
2022年のビートルズとファミリー
2月の『ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート』IMAXシアター公開、12月のメアリー・マッカートニー監督『アビー・ロード・スタジオの伝説(If These Walls Could Sing)』の配信開始など、大きな話題をカラー写真でたどりました。
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ポールが3年ぶりにステージに帰ってきた! ポール・マッカートニーの北米13都市16公演の全貌を詳報しています。新曲からジョンとのデュエット曲、反戦メッセージ、豪華ゲストの登場など。続いて、今回のツアーで最小規模のライブと世界最大規模のグラストンベリー・フェスティバル。ゲスト二人の写真も。
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リンゴが待ち焦がれたツアー再開から無念の途中終了まで 2020年に予定されていたリンゴ・スターの北米ツアーがようやく実現。リンゴが初めて「オクトパス・ガーデン」を披露するなど、ツアーは順調に進みはじめたものの、途中メンバーとリンゴも罹患し中止に。その全過程をレポートしています。
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大特集『リボルバー』が開けた回転扉 アルバム『リボルバー』について、1966年当時のリリース状況や反響を知り、これまでに解明されてきた基本事項をしっかりと押さえ、2022年10月に発売されたスペシャル・エディションの聴きどころをたっぷりと味わえるように構成しました。多くの方の驚きのポイントなども含め、新旧『リボルバー』をじっくりと味わい尽くしてください。
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①まずは『リボルバー』のスペシャル・エディションの全貌と、オリジナル盤以降のリリース史を整理。
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②英米日でリリースされた『リボルバー』関連のレコードやカセット・テープ等を、初盤/初版を中心にカラーで紹介。
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『リボルバー』の衝撃💥について、ミュージシャンをはじめビートルズを愛するさまざまな分野のみなさんに回想していただきました。
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ビートルズ史における『リボルバー』では、ビートルズのサウンド革命を3楽章に分け、レコーディング史の基本事項を押さえ、グループの形態の変化とも関連付けながら整理。アルバム『リボルバー』の特徴と、同時代的に果たした役割や歴史的役割を浮き彫りにしました。
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『リボルバー』新ミックス/スペシャル・エディション徹底検証では、スーパー・デラックスに収録されたステレオおよびモノ・ミックス、アウトテイク集「セッションズ」、配信のみで楽しめるハイレゾ・サラウンド(アトモス)について分析し検証しています。
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⑥ほかに、『リボルバー』にまつわるコラムも掲載。「日本版オープンリール最強説を検証する」「アーティストとしての実像とアイドルという虚像」「ADT 画期的なダブル・トラック作成法」「1966年のビートルズはサングラスに夢中!」の4本です。
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ザ・ビートルズ年鑑 2022年のビートルズ、そのメンバー、主要なファミリーに関する話題や、この1年間に発売された主なビートルズ関連の音楽作品、映像作品を記録してます。今回のレビューは「ポールのシングル・ボックス80枚組に込められた思い」「リンゴのEP時代の到来とジュニアたちが受け継ぐ遺産」です。
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表紙は『リボルバー』が発売された1966年8月、ツアー中の記者会見で撮影された4人です。

 

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『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ リボルバー・エディション』 発行/シンコーミュージック・エンタテイメント
本体2,000円
B5判 144ページ

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2022年6月 3日 (金)

『シティ・ポップに愛をこめて 名曲・名盤ルーツ探訪の旅』 知って深まる! 聴いて広がる!

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シティ・ポップの名曲とその影響源についての書きおろし単行本『シティ・ポップに愛をこめて 名曲・名盤ルーツ探訪の旅』が発売されました。

著者は『ナイアガラに愛をこめて 大瀧詠一ルーツ探訪の旅』『ジャパニーズ・シティ・ポップ スクラップブック』の木村ユタカさんです。
『ナイアガラに愛をこめて』は左ページに大瀧さんが影響を受けた作品、右ページにそのルーツから生まれた大瀧さんの作品を載せていますが、今回は左ページにシティ・ポップ作品、右ページにそのルーツ作品を掲載して対比できる構成になっています。登場するアーティストや楽曲、アルバムを索引で探すこともできます。

パート1は「はっぴいえんどとそのファミリー」、パート2はシュガー・ベイブとその遺伝子」、パート3はビートに彩られたシティ・ポップ新世代」(佐野元春、伊藤銀次、杉真理、村田和人)、パート4はそのほかのシティ・ポッパーたち」(安部恭弘、大沢誉志幸、ブレッド&バターなど)という構成です。

帯の裏表紙側に、本書の主なルーツ・アーティストとしてエアプレイ、ザ・バンド、ビートルズ、ボブ・ディラン、フォー・トップス、ビリー・ジョエル、リトル・フィート、ニック・ロウなどを挙げていますが、実はこれは登場回数の多い順です。
シティ・ポップといえば都会的でオシャレなイメージを持たれていると思いますが、そのルーツが必ずしもシティ・ポップ的ではないのもおもしろいところです。

洋楽と邦楽の垣根をとっぱらったのがシティ・ポップとも言えますから、この本をもとに聴き比べたり、有名だけど聴いたことのなかった曲を聴いたりして、音楽のおもしろさを深めて楽しみを広げてほしいと思います。

発売月の6月、シンコーミュージック本社にこの本の発売を告知する懸垂幕が掲げられました。

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発売後まもない6月9日、さくらFMの番組『cafe@さくら通り』の「本棚に音楽を」のコーナーで本書が紹介されました。YouTubeでアーカイブが公開されており、楽曲の一部とともに聴くことができます。

6月24日からは新宿のFLAGSの街頭ビジョンでこの本のCMが放映されました。小林敏明さんによる表紙絵が街なかで映えていました。

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木村ユタカ著
『シティ・ポップに愛をこめて 名曲・名盤ルーツ探訪の旅』
2022年6月3日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント
本体2,400円
A5判 208ページ

こちら↙は『ナイアガラに愛をこめて 大瀧詠一ルーツ探訪の旅 増補改訂版』です。

2022年2月15日 (火)

『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ ゲット・バック・プロジェクトの全貌』 音と映像で蘇る歴史の深層

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『MUSIC LIFE ゲット・バック・プロジェクトの全貌』が2月17日に発売。
『ザ・ビートルズ:Get Back』と『レット・イット・ビー』スペシャル・エディションを多くの方が楽しめるように、硬軟織りまぜ、さまざまな視点から作品を読み解きました。
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巻頭グラビアでは、ゲット・バック・プロジェクトが公式発表された2019年から2021年までのビートルズ・シーンを、写真を軸に振り返ります。2022年のリリース情報も紹介しています。
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●パート1 ザ・ビートルズ:Get Backを読み解く

タイム・カプセルから飛び出した「笑顔」の意味を問い、音と映像で蘇るビートルズ史の深層を紐解く大特集。いろいろな角度と視点から新しい作品誕生の過程や作品の見どころ聴きどころなどをまとめました。
まずは作品完成までのドキュメントを、次の視点でたどります。
①発表から公開までの3年間に及ぶ流れを整理
②監督の発言でたどる構想から完成までの変遷
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ここに感動!作品の感じ方は十人十色ということで、10人のビートルズ・フリークのみなさんに『ザ・ビートルズ:Get Back』の見どころを紹介してもらいました。登場順に、杉真理さん、藤田朋子さん、斎藤誠さん、成瀬英樹さん、白木哲也さん、難波弘之さん、パウロ鈴木。さん、Mihowellさん、河谷仁さん、小川修身さんです。
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『ザ・ビートルズ:Get Back』を7つの視点から整理しています。
👀視点1⃣ 公式本との比較  公式本も映像版と同じくセッションのようすを日付ごとに紹介していますが、収録内容は異なり、両者はそれぞれを補完する関係にあります。
👀視点2⃣ ゲット・バック・セッションの13人 このセッションの中心にいたメンバー4人に、ビリー・プレストン、マイケル・リンジー=ホッグ、グリン・ジョンズの3人を加えた7人にとって、このセッションがどんな意味を持ち、そこでどんな役割を演じたのかを、7色の虹にたとえながら考えました。さらに、このセッションを常に優しい笑顔で見守っていたジョージ・マーティン、マル・エヴァンズ、オノ・ヨーコ、リンダ・イーストマン、パティ・ボイド、モーリーン・スターキー、この6人の役割や「笑顔」の意味も。
👀視点3⃣ 演奏曲から読み解くセッションの全貌 このセッションで演奏された名曲たちの来し方行く末をスッキリと整理しました。
👀視点4⃣ 創作手法から読み解く新たなサウンド誕生の過程 ビートルズがこのセッションを通じて、いかにして史上最高のロック・バンドに進化を遂げたのか、サエキけんぞうさんが探ります。
👀視点5⃣ スタジオと屋上に置かれた楽器と機材から読み解く このセッションでビートルズとビリー・プレストンが使った楽器たちを整理しました。
👀視点6⃣ ファッションで読み解く 4人のクローゼットを想像させるファッション メンバー4人のファッションを中心に、ジョージ・マーティン、ビリー・プレストン、グリン・ジョンズ、マル・エヴァンズ、ニール・リッチモンドの注目点、そして『ザ・ビートルズ・スタイルブック』をコラムにまとめました。
👀視点7⃣ 覆された定説と新たな解釈 新たに判明したさまざまな事実を挙げながら、書き換えられた定説と新たな解釈を提示します。
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パート1最後の「映像版『ザ・ビートルズ:Get Back』鑑賞メモ」では、あまりに長すぎる作品の流れをつかむために、日々の主要な出来事や演奏曲をコンパクトに整理しました。
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また、「劇場公開を予感させたジャパン・プレミア」と「配信をサラウンドで楽しむ方法」をコラムでレポートしています。
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●パート2 『レット・イット・ビー』50周年盤徹底検証2021年に発売された『レット・イット・ビー』スペシャル・エディションの6形態を概観し、収録内容を徹底検証しました。
①ニュー・ミックス徹底検証
新旧ミックスの比較と聴きどころ
②アウトテイク徹底検証
80時間以上に及ぶ音声からのセレクション
③ゲット・バック徹底検証
アルバム『ゲット・バック』をめぐる紆余曲折
④ブルーレイ徹底検証 
ステレオ・ハイレゾの響き方
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●「ザ・ビートルズ年鑑」

年鑑を3年ぶりに掲載し、2019年から2021年まで各年の事件簿と年譜、主な音楽映画作品をまとめています。
ビートリーな楽曲を発表するシンガー・ソングライターで、映画『ビートルズと私』の監督でもあるセス・スワスキーに独占インタビューしました。逸話のひとつひとつがおもしろいので、音楽とともにお楽しみください。
また、『ジョン・レノン&オノ・ヨーコ プレイボーイ・インタヴュー1980完全版』の訳者あとがき的なレビューを掲載しています。

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SHINKO MUSIC MOOK
『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ ゲット・バック・プロジェクトの全貌』

発行/シンコーミュージック・エンタテイメント 本体1,700円
B5判 144ページ

 

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2021年11月29日 (月)

『ジャパニーズ・シティ・ポップ スクラップブック』 シティ・ポップの本質を考察する宝石箱的一冊

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2006年発行の単行本『クロニクル・シリーズ ジャパニーズ・シティ・ポップ』のリニューアル版『ジャパニーズ・シティ・ポップ スクラップブック』が2021年11月29日に発売されました。アーティストや関係者の証言やアーカイブ記事、書き下ろし記事でシティ・ポップ・シーンを浮き彫りにするものです。
🏙
巻頭には竹内まりやさん、林哲司さんそれぞれの最新独占インタビューを掲載。シティ・ポップ・アンセムであるまりやさんの「プラスティック・ラブ」と林さんが作曲した「真夜中のドア~stay with me」のお話がないと始まりませんからね!
それぞれの取材が終わったあと、まりやさんと杏里さんと林さんのコラボレーションとなるPeach&Apricotのシングル曲「Watching Over You」が発表されるといううれしいニュースもありました。
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シティ・ポップ前史の記事は戦前から始まり、1970年代から2000年代まで、名曲選・名盤選やコラムを挟みながら時代を追います。その歴史を一冊にまとめた壮大なスクラップブックというわけです。
🏙
【本書に登場する主な人物とグループ】
竹内まりや、林哲司、朝妻一郎、村井邦彦、鈴木茂、細野晴臣、ブレッド&バター、シュガー・ベイブ、大貫妙子、村松邦男、南佳孝、筒美京平、杉真理、村田和人、井上鑑、吉田保、牧村憲一、有賀啓雄、キングトーンズ、やまがたすみこ、有賀恒夫、桐ヶ谷仁、佐藤博、須藤薫、安部恭弘、片寄明人、Tinna、吉田美奈子、岡崎友紀、岩渕まこと、佐藤奈々子 ※敬称略
ほかにもシティ・ポップの重要人物が次々と登場。人物名鑑と索引も付いています。
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フロム・ビーは2021年版のみ編集を担当しました。転載・掲載許諾のため本当に多くの方々にご協力いただきました。この場を借りてあらためてお礼申し上げます。
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表紙のイラストは描き下ろしです。アルバム・ジャケットも!
Amazonで10ページ分を立ち読みできるようになっています。

『ジャパニーズ・シティ・ポップ スクラップブック』木村ユタカ監修
2021年11月29日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント
本体2,800円
A5判 288ページ

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2006年の『クロニクル・シリーズ ジャパニーズ・シティ・ポップ』は以下です。

2021年11月26日 (金)

『MUSIC LIFE ジョージ・ハリスン 美しきロック人生』 George Harrison

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ムックの『ミュージック・ライフ』で初のジョージ・ハリスン特集が発売。ジョージがマテリアル・ワールドを離れてから20年、ジョージへの感謝の気持ちを込めて、発言や写真を交えながら、ジョージを敬愛する33人の証言とともに魅力を探りました。
🎸
ジョージの美しきロック人生を「出会い」「サウンド」「発言」「詞作の変化」という視点で描き、ジョージの代表的ソロ・アルバム『オール・シングス・マスト・パス』の50周年記念盤を徹底検証、そして30周年を迎えたジョージ唯一のジャパン・ツアーの全貌を整理し回想します。
🎸
1⃣出会いが織りなす美しき人生/誕生~ビートルズ時代1943-1970 これからビートルズ時代のジョージの作品に触れようという方にも、スッキリとその足跡がつかめるように、「出会い」を軸に、ビートルズ時代までのジョージの美しきロック人生を描いています。
🎸
2⃣出会いが織りなす美しき人生/ソロ時代1970-2001 これからソロ時代のジョージと本気で取り組んでみようという方にも、その足跡をシンプルに辿れるように、ソロ時代の「出会い」を軸に、ジョージの美しきロック人生を描きます。
🎸
3⃣ジョージ・ハリスンの美しき人生 「サウンドの変化」「発言」「詞作の変化」、それぞれの視点からジョージの音楽と人生を振り返ります。
🎸
4⃣ 『オール・シングス・マスト・パス』50周年記念盤を聴く ジョージの代表作『オール・シングス・マスト・パス』の50周年記念盤の全貌を紹介。リミックスを担当したポール・ヒックスのマニアックでフレンドリーなインタビューをはじめ、収録内容を徹底検証しています。
🎸
5⃣ジョージ・ハリスン 回想するジャパン・ツアー ジョージのソロ時代のライブ活動を整理しながら、ジャパン・ツアーが奇跡的に行なわれたことを浮き彫りにし、その全貌を整理しています。

 

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証言者(50音順)
青野賢一/淡路和子/伊藤銀次/直訳ロッカー・王様/小川修身/川原伸司/カンケ/木村秀樹/黒田敦子/小堀裕之(2丁拳銃)/島村洋子/島乙平/サエキけんぞう/杉真理/高橋美香/竹谷紀子/仲井戸“CHABO”麗市/中村雅俊/野咲良/広田寛治/藤村洋子/藤本国彦/益田洋/松田ようこ/松山明弘(パロッツ)/マリー西澤/Mull George(The Beat★Rush)/本秀康/森川欽信/山川真理/弓木英梨乃/吉川功一/吉野由樹

 

『MUSIC LIFE ジョージ・ハリスン 美しきロック人生』

2021年11月26日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント 本体2,000円
B5判 144ページ

2021年9月27日 (月)

『MUSIC LIFE ビートルズから広がる映画の世界』 The Beatles in cinema

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『MUSIC LIFE ビートルズ主演映画』に続いて、ビートルズに関連するおすすめ映画(劇場公開作品)を可能なかぎり幅広く紹介したムックが発売となりました。
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冒頭では、11月に初公開される新作『ザ・ビートルズ:Get Back』やその公式書籍、アルバム『レット・イット・ビー』スペシャル・エディションの情報を紹介しています。
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Part 1⃣ やがてビートルズとなる4人を触発した映画
ビートルズのメンバーがデビュー期までに観た映画を紹介しながら、ビートルズがそうした映画からどんな影響を受けたのかを検証しています。『暴力教室』『女はそれを我慢できない』など8本、その他の気になる映画はコラムで。
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Part 2⃣ ビートルズ主演映画が世界に与えたインパクト
劇場公開されたビートルズの主演映画はそれぞれのちの作品に与えた影響にも言及し、ほかに『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK』のような公式ドキュメンタリー映画を紹介。劇場公開されなかった映像版『ザ・ビートルズ・アンソロジー』はコラムで紹介しています。
🎬
Part 3⃣ ビートルズを題材にした映画
『バックビート』のようなビートルズを題材として製作された映画、『イエスタデイ』や『アイ・アム・サム』などビートルズの楽曲(原曲、カバー)が使われた映画を紹介しています。ジョージ・マーティンのドキュメンタリーはコラムで。
🎬
Part 4⃣ メンバーのソロ活動期の映画
ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターそれぞれの主演映画、ライブ映画、ドキュメンタリー映画、プロデュース・監督映画などを紹介しています。ジョージのハンドメイド・フィルムズ作品はこの章で。
🎬
Part 5⃣ ジョン、ポール、ジョージ、リンゴが登場する映画
ジョンの少年期をドラマ化した『ノーウェア・ボーイ』や、解散後のメンバーの映像が使われた映画作品やドキュメンタリー作品、本人がカメオ出演する映画、楽曲が使われた映画など、メンバーの関連映画を紹介しています。 
🎬
ビートルズからあなたの映画の世界が広がり、映画からあなたのビートルズの世界が広がるきっかけになればうれしく思います。

『MUSIC LIFE ビートルズから広がる映画の世界』
2021年9月27日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント
本体1,700円
B5判 144ページ

  

2021年9月 7日 (火)

ピーター・アッシャー著『ザ・ビートルズ A to Z アルファベットでたどる音楽世界』 THE BEATLES FROM A TO ZED


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元ピーター&ゴードン、その後はプロデューサーとして名を成したピーター・アッシャー。彼がアメリカのデジタル放送局のビートルズ・チャンネルで語ったお話が書籍になり、その日本語版『ザ・ビートルズ A to Z アルファベットでたどる音楽世界』が9月7日に発売となりました。
📕
アルファベット順に、ビートルズやそのメンバーの名曲や名盤、重要なキーワードを解説していくというスタイルです。楽曲が発売された当時を振り返りながら綴っているので、ピーター・アッシャーの回想録という側面もあります。
📕
本文ページ最初の写真はアッシャー家の外観です。ポール・マッカートニーがピーターの妹ジェーン・アッシャーのボーイフレンドだった時代に住んでいた家でもあります。その他、写真には著者所蔵のものも含まれています。
📕
著者ご本人から「喜んで書きますよ」とお申し出のあった日本語版向けの序文も掲載。来日時の思い出も書かれていますので、来日公演を観た方は必ず読んでくださいね。
📕
推薦文はジェイムス・テイラーが書いています。ビートルズ本ですが、彼のようなピーターがプロデュースしたアーティストも登場します。
ポールとジェーンはお別れしてしまいましたが、その後もピーターはウイングスの楽屋にリンダ・ロンシュタットを連れていくなど、ポールと交流があるのだとわかったのも興味深いところです。
索引に気になる名前があったら、そこから読むのもいいと思います。
📕
翻訳は『キャロル・キング自伝 ナチュラル・ウーマン』などの訳書がある松田ようこさん。
YouTubeで松田さんが作ったプレイリストが公開されていますが、各音楽ストリーミング・サービスでもプレイリストを検索して聴きながら読んでみてください。

『ザ・ビートルズA to Z アルファベットでたどる音楽世界』
THE BEATLES FROM A TO ZED: An Alphabetical Mystery Tour
ピーター・アッシャー著
松田ようこ訳
2021年9月7日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント 本体2,700円
A5判 320ページ

 

  

 

2021年4月14日 (水)

『ナイアガラに愛をこめて 大瀧詠一ルーツ探訪の旅 増補改訂版』

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2014年出版の『ナイアガラに愛をこめて 大瀧詠一ルーツ探訪の旅』増補改訂版が4月12日に発売となりました。はっぴいえんど、大滝詠一ソロ、提供曲、プロデュース作品などの大瀧/大滝さんの作品のルーツを探り解説する単行本です。
📖
ロックンロールとエルヴィス・プレスリーに始まり、項目ごとにルーツとなる楽曲やアルバムを左ページに掲載、その影響が表れた大瀧作品やナイアガラ・レーベル作品が右ページに掲載という構成になっています。たとえばパート7では、メリー・ホプキン「グッドバイ」→薬師丸ひろ子「すこしだけやさしく」といった具合に。
📖
著者・木村ユタカさんが最新研究をふまえて各項目を増補改訂しているほか、新たに加わったパート11では、1981年に『サウンドレコパル』(小学館)の連載企画「私の100枚」で大滝さんが選んだアメリカン・ポップスのレコードをすべて紹介。ジャケットまたはレーベルもカラーでお楽しみください。
📖
コラムでは、ラジオDJや研究家としての一面など、番外篇で大滝さんの魅力を知ることができます。
📖
ルーツを知ればよりいっそう楽しめるナイアガラ・サウンド。オールカラーとなり、事典としても使いやすくなりました。
好評のカバー・イラストも含め、ナイアガラ愛にあふれた一冊です。
📖
フロム・ビーは増補改訂版のみ編集を担当しました。

 

 

『ナイアガラに愛をこめて 大瀧詠一ルーツ探訪の旅 増補改訂版』

木村ユタカ著
2021年3月25日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント

本体2,500円
A5判 240ページ オールカラー
🎧
【目次】
Part 1⃣
Rock’n’Roll, Elvis Presley
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編① ラジオDJ=イーチ大滝の魅力 前篇
Part 2⃣
Aldon~Screen Gems, Teenage Idol Pops
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編② ラジオDJ=イーチ大滝の魅力 後篇
Part 3⃣
Phil Spector’s Wall Of Sound
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編③ 山下達郎との貴重なスタジオ・ライヴ
Part 4⃣
Surfin’ & Hot Rod, The Beach Boys, Rock Instrumental
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編④ 自ら監修したリイシュー企画・洋楽篇
Part 5⃣
Chorus Group, The 4 Seasons, Doo Wop
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編⑤ 自ら監修したリイシュー企画・邦楽篇
Part 6⃣
Rhythm & Blues, New Orleans
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編⑥ 日本のポップスはどこからきて、どこへと向かうのか?
Part 7⃣
Liverpool Sound, The Beatles, Joe Meek, UK Pops
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編⑦ 日本音楽以外の多彩な趣味~映画カラオケ
Part 8⃣
Buffalo Springfield, Swamp Rock, Soft Rock, Singer Songwriter, Soft Rock
[column] マイ・ナイアガラ・メモリーズ 前篇 YMOから『ロング・バケイション』へ
Part 9⃣
Country & Western, Jazz, Popular Standard
[column]マイ・ナイアガラ・メモリーズ 中篇 松田聖子とヘッドフォン・コンサート
Part 1⃣0⃣
Japanese Pops, Crazy Cats
[column]マイ・ナイアガラ・メモリーズ 後篇 僕の人生を変えた『ゴー!ゴー!ナイアガラ』
Part 1⃣1⃣
Eiichi Ohtaki’s American Pops 100 Selections
[column]マイ・ナイアガラ・メモリーズ OMAKE篇 最初で最後の〈大滝詠一ライヴ体験〉
Part 1⃣2⃣
Eiichi Ohtaki & Niagara Discography

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2021年3月16日 (火)

『ザ・ビートルズ・スタイルブック』 これが4人のスタイル! THE BEATLES’ STYLE

Thebeatlesstyle

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ビートルズのメンバーの少年時代からデビュー、解散まで、ステージ衣装やプライベートのファッションについて綴った単行本『ザ・ビートルズ・スタイルブック』がこの春3月25日に発売されます。
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音楽と同様に、ファッションでも新しいスタイルを生み出したビートルズ。衣装をはじめとした服飾も彼らの表現手段のひとつで、時代を先導する大切な要素となっていました。外見の流行(fashion)や変遷を追うことで、ファブ・フォー(かっこいい4人)の服飾(style)だけでなく流儀(style)が見えてきます。
📖
著者の吉野由樹さんはこれまでムックの『ミュージック・ライフ』や『ビートルズ・ストーリー』で、ビートルズやポール・マッカートニーのファッションに関する記事を執筆し、そのたびに反響を呼んできました。『ミュージック・ライフ』掲載の記事も再検証して再構成、大部分を書き下ろし、ビートルズのスタイル史が一冊になりました。
📖
詳細な表現から4人の姿が目に浮かぶ読み物ですが、関連の写真(巻頭カラー8ページおよび各章扉)とイラストレーションも掲載。長年にわたりビートルズを描いているイラストレーターの冨田哲さんに、写真では見えないような細部も絵にしていただきました。
📖
1960年代という時代に関心のある人、コスプレイヤーに役に立つのはもちろん、「ファッションには疎いんだけどこれから知りたい」という人も安心して読んでください。文章と写真とイラストで、手に取るようにわかりやすくなっています。
📖
ビートルズのスタイル、4人それぞれのスタイルを味わって、新しい視点でその魅力を発見してください。
📖

📖
『ザ・ビートルズ・スタイルブック』
吉野由樹著
2021年3月25日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント

本体1,800円
四六判 216ページ
📖
1⃣
1950年代~1960年
すべてはテディ・ボーイ・スタイルから始まった 4人のティーンエイジャー時代
2⃣
1957~1961年
誰にもまねできないスタイルを追求したアマチュア時代
3⃣
1961~1962年
ビートルズ・スタイルの基礎を築きリンゴを迎えてデビューを果たす
4⃣
1962~1965年
個性を打ち出したステージ衣装で世界のファッション・リーダーになるまで
5⃣
1964年
4人の姿を印象づけるために作られた映画『ハード・デイズ・ナイト』
6⃣
1965年
4人の「好き」が詰め込まれた映画『ヘルプ!』の衣装
7⃣
1966年
ファッションでも大きな転換を図りスウィンギング・ロンドンを先導する
8⃣
1967年
カラフルな衣装を着た4人がサイケデリック時代の象徴となる
9⃣
1967年
色のあふれる世界から新時代への移行を感じさせる映画『マジカル・ミステリー・ツアー』
1⃣0⃣
1967〜1968年
うまくいかなかったアップルの服飾ビジネス
1⃣1⃣
1968年
おしゃれを小休止? ビートルズがドレス・ダウンしたとき
1⃣2⃣
1969年
映画『レット・イット・ビー』で衣装に映し出された4人の心模様
1⃣3⃣
1969〜1970年
ビートルズ解散 そのとき4人の装いが映したもの

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