フロム・ビーの関係者

  • 広田寛治
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文化・芸術

2013年1月15日 (火)

オノ・ヨーコ個展「水源」 お母さんは本当に美しい

東京・表参道のギャラリー360°で2012年12月10日からオノ・ヨーコさんの個展「水源」が開催されています。「光の家の部分」「TIME TO TELL YOUR LOVE」や「MY MOMMY IS BEAUTIFUL」の3作品が展示された展覧会です。
会期は2013年1月26日(土)まで。

「光の家の部分」は1966年にロンドンで行なった個展で発表したもので、ジョン・レノンが興味を示したという立体作品。オブジェに光を当てただけでプラネタリウムのように空が広がる感じの不思議な空間です。これがのちにアイスランドで発表されるイマジン・ピース・タワーというアート作品に発展することになります。
「TIME TO TELL YOUR LOVE」は参加者二人以上で愛を表現して写真に撮り、壁に貼り出すという参加型作品。すでに貼り出されている写真のなかにはジョンとヨーコのパロディ風のポーズもあったりして、思わず笑ってしまいました。
「MY MOMMY IS BEAUTIFUL」は、参加者のお母さんの写真と、お母さんとの思い出をカードに書いて展示するというもの。どのお母さんも本当にきれいです!複写した写真を提供して参加してみてください。

また、今年2月18日に80歳の誕生日を迎えるヨーコさんへのメッセージを募っていました。スケッチブックとペンが用意されています。

ギャラリーのショップでは、今回および過去の個展のポスターや関連作品が販売されています。
ヨーコさん関連の新しいところでは、2005年に十勝専念の森内の廃屋で行なわれた展覧会「北海道のためのスカイTV」のインストラクションや写真をまとめた本『空のテレビ 北海道のためのスカイTV』 (DVD付)がありました。DVDにはヨーコさんがインストラクションを朗読する映像が収録されています。

from 淡路和子

『空のテレビ 北海道のためのスカイTV』 (DVD付)
2012年6月1日発行
発行:P3 art and environment

2012年11月 5日 (月)

「フェルメール 光の王国展」 ギターを弾く女とポール・マッカートニー

Vermeer

画家ヨハネス・フェルメールが残した絵画全37点をリ・クリエイト(再創作)した作品を展示し、そのなぞを解き明かす展覧会「フェルメール光の王国展」が開催されています。


音声ガイドでは、俳優の小林薫さんがフェルメール役、宮沢りえさんがその娘役としてナレーションを担当しています。
「ギターを弾く女」の音声解説では、ポール・マッカートニーがロンドンの美術館ケンウッド・ハウスを訪れて、この絵の前でじっくり鑑賞していたというエピソードが紹介されます。この展覧会を監修している分子生物学者・福岡伸一さんがケンウッド・ハウスで聞いてきた実話だそうです。

ポール自身も絵を描きますし、この作品から音楽的にも何らかのインスピレーションを得たかもしれませんね。

フェルメールには楽器を題材にした作品が多いので、絵画に詳しくなくても音楽好きの方は楽しめるのではないでしょうか。本物のフェルメール作品も来日していますが、デジタル画像技術による再創作であっても、こうして作品の背景を聴きながら鑑賞できるのは、おもしろい試みだと思いました。

2012年1月20日から始まったフェルメール・センター銀座では会期延長となり、「光の王国展2」が11月30日(金)まで開催。最終日まで音声ガイド貸出料がキャンペーン価格(500円)です。
http://www.vermeer-center-ginza.com

夏の秋田展など少しずつ巡回しており、このあとは、そごう広島店本館で11月6日(火)から14日(水)まで催されます。
http://www2.sogo-gogo.com/wsc/514/N000048580/0/info_d

from 淡路和子

 


 

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