フロム・ビーの関係者

  • 広田寛治
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2020年6月

2020年6月26日 (金)

『MUSIC LIFE 1960年代のビートルズ』 The Beatles in the 1960s

Ml1960s_cover

 

シンコー・ミュージック・ムック『MUSIC LIFE』では、結成から現在までの60年間におよぶ「ザ・ビートルズ史」を10年ごとのディケード・ヒストリーとして展開してきました。
これまでの『1970年代ビートルズ物語』『ザ・ビートルズ 1980年代の蘇生』『1990年代のビートルズ』に続き、今回はいよいよ『1960年代のビートルズ』。最新研究の成果を踏まえ、「1960年代ビートルズ重大事件200」「武道館後、日本のビートルズ」「ビートルズ解散考」の3テーマで、現役時代のビートルズに迫ります。

パート1⃣は、これまでビートルズ史の空白になっていた「武道館後、日本のビートルズ」
当時の新聞雑誌記事などからビートルズ受容の大きな流れを整理しつつ、ビートルズと日本の架け橋だった星加ルミ子さんの回想、星加さんが編集長を務めていた60年代当時の『ミュージック・ライフ』の記事、現役時代からの熱いファンのみなさんの思い出、コレクターのみなさんに提供していただいた貴重な資料などで検証作業を進めながら、1966年7月から70年12月までの日本でのビートルズ受容史を、著者の体験も交えながら、初めて歴史の流れのなかで描きました。
武道館公演後、一時期下火になっていたかに見えたビートルズ人気が、67年の宇宙中継番組『アワ・ワールド』で盛り返し、68年の武道館やテレビでの『マジカル・ミステリー・ツアー』公開による新たなファンの熱狂を経て、70年の「レット・イット・ビー」と映画『レット・イット・ビー』の大ヒットで、ビートルズ人気が最後のピークを迎え、日本のビートルズ現役時代は完結します。

パート2⃣は、新作映画『ゲット・バック』の製作で再び注目が集まっているビートルズ解散に新たな光を当て直した「ビートルズ解散考」。いまなお霧に包まれたままの「ビートルズ解散」を、メンバーの発言や古くからのファンの声をもとに再検証。50年前に解散はいかに報道され当時のファンはそれをいかに捉えていたのか。メンバー自身の音楽作りに対する考えはいかに変化しそれが解散にどのように繋がっていったのか。ビートルズのメンバー自身はそれぞれ解散をどのように認識していたのか。さらに、古くからのファンが解散期のビートルズの作品や活動をどのようにとらえ、それが今日までにいかに変化してきたのかを、「時代の証言」として紹介します。

パート3⃣は現役時代の歴史に正面から切り込んだ「1960年代の重大事件200と年譜」。ビートルズに関する最新研究をふまえて、ビートルズ結成の1960年から解散の70年までの現役時代のビートルズ史を彩った200の重要な事件をピックアップして詳細な年譜とイギリスで発売されたオリジナル作品ともに解説している。ビートルズの歴史の全体像をまず確認したい方は、こちらを読んでからパート1、パート2に進んでください。

そして、「ビートルズは解散の時期に何を着ていたか〜『アビイ・ロード』のジャケット写真が象徴する4人のファッション」では、一見バラバラに見える解散期のファッションの意外に共通性が潜んでいたことが明かされます。
好評の「音が紡ぐ物語」はアルバム『レット・イット・ビー』から3曲。

さまざまな角度から眺める現役時代のビートルズをお楽しみください。

時代の証言(書面取材におこたえいただいたみなさん)
星加ルミ子さん 川原伸司さん 伊藤銀次さん 杉真理さん 島泰子さん 横倉絹枝さん 伊豆田洋之さん ピーター・ホンマさん 黒田敦子さん 井元真美さん 小川修身さん 松田ようこさん

SHINKO MUSIC MOOK
『MUSIC LIFE 1960年代のビートルズ』
2020年7月9日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント
本体1,500円

 

  

 

  

 

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