『MUSIC LIFE ジョンとヨーコのバラッド』 愛の軌跡と愛の歌
シンコー・ミュージック・ムック『ミュージック・ライフ』の最新号が3月6日に発売となります。今号の特集は「ジョンとヨーコのバラッド」。ビートルズ・ナンバー「The Ballad Of John & Yoko」の邦題は「ジョンとヨーコのバラード」ですが、この本のタイトルは「ジョンとヨーコのバラッド」です。あまりに時代を先取りしすぎていたがゆえに理解されることのなかった数々の二人の作品と活動を現在の視点から再評価します。
オノ・ヨーコの誕生、ジョン・レノンの誕生、二人の出会いから現在まで年代を追って9期に分け、写真と発言、年譜、テーマを設けた読み物、アルバム(ソロ、共作)や本などの作品解説、「ジョンとヨーコの叙事詩」と題した名曲解説で軌跡をたどりました。写真には、1968年や1977年に長谷部宏さんが『ミュージック・ライフ』のために撮影したものもあります。
ジョンとヨーコが共作を始め、アート作品を世に問うようになってから50年。再評価と書きましたが、私たちはまだジョン&ヨーコを知りはじめたばかりだと感じました。これからジョンとヨーコの作品に出会う若い人たちにも、ぜひ手に取ってほしいと思います。
特集の前に、リンゴ・スター最新ロング・インタビューも掲載。2017年にアルバム『ギヴ・モア・ラヴ』を発表するにあたって語った記事の翻訳です。一部は『ビッグイシュー日本版』2017年11月15日号に掲載されましたが、実際はもっと長いテキストなので、ぜひどちらも買ってください。『ミュージック・ライフ』にはリンゴの語りだけでなく、関係者(ジョージ・マーティン、ジェフ・エメリック、エリック・カルメン、スティーヴ・ルカサー、グレッグ・ローリー、ジョン・ウェイト、カシム・サルトン)がリンゴを語るコラムも含めてすべて掲載しています。
巻頭は「写真で振り返る2017年のビートルズ」。来日したパティ・ボイドの初公開写真も掲載することができました。ウィメンズ・マーチに2年連続で参加したヨーコは2018年の写真を紹介。リンゴの2017年の写真はインタビュー記事にも載せています。
巻末の「ザ・ビートルズ年鑑」では、2017年のビートルズを写真とデータで総括しています。関連アルバムは全部が収まりきらないほど盛りだくさんでした。
SHINKO MUSIC MOOK
『MUSIC LIFE ジョンとヨーコのバラッド』
2018年3月6日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント
本体1,400円
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