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  • 広田寛治
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2016年8月

2016年8月10日 (水)

ビートルズのアルバム『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』新装発売 ドキュメンタリー映画公開を前に

Hollywoodbowl

ライブ・ドキュメンタリー映画『EIGHT DAYS A WEEK』の公開を前に、ビートルズのアルバム『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル(LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL)』が9月9日に各国で発売されます。CDに続いて、アナログ盤も11月18日に発売される予定です。ラジオ用のスタジオ・ライブを収めた『ライヴ・アット・ザ・BBC』シリーズを除けば、ビートルズが唯一公式に発表したライブ・アルバムです。

1964年と65年にハリウッド・ボウル公演で録音され77年に発売されたこのアルバム(当時の邦題は『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』)は、これが初CD化となるだけでなく、同じ公演で録音されて未発表だった4曲のライブ音源も追加(収録曲は下記)。さらに、ジャイルズ・マーティンとエンジニアのサム・オケルがアビイ・ロード・スタジオでリミックスおよびリマスターしたものです。

ジャイルズは「キャピトル・スタジオから、ハリウッド・ボウルの3トラック・テープが見つかったという連絡があったんです。ロンドンの保管庫にあるテープよりも音質がいいことがわかりました」「今の僕らが耳にできるのは、自分たちを愛してくれる観客に向けていっしょにプレイする4人の若者のむき出しのエネルギーです」などと語っています。

アルバムには24ページのブックレットが付き、『ローリング・ストーン』誌などで知られるジャーナリスト、デヴィッド・フリックが解説を書いています。

新しいアルバムのジャケットや映画のメイン・ビジュアルに使われている写真は1964年にシアトルの空港でチャーター機に搭乗する4人で、全米ツアーのマネージャーを担当していたボブ・ボニスが撮影したもの。ボニスの公式サイトで元の写真を見ることができます。

【8月19日追記】
8月19日、iTunesで『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』の予約受付が始まりました。同時に、1曲目の「ツイスト・アンド・シャウト」の先行配信が始まり、単体で購入またはアルバムを予約してダウンロードすることができます。「ツイスト・アンド・シャウト」は30秒ほど試聴することもできます。
https://itunes.apple.com/jp/album/live-at-the-hollywood-bowl/id1144598631?app=itunes

【8月26日追記】
8月26日、『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』9曲目の「ア・ハード・デイズ・ナイト」の先行販売がiTunesで始まりました。iTunesでは1分30秒ほど試聴することもできます。

【9月2日追記】
9月2日、『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』から8曲目の「ボーイズ」の先行販売がiTunesで始まり、さらにこの曲のビデオが先行配信されました。iTunesでは30秒ほど試聴およびプレビューできます。
https://itunes.apple.com/jp/music-video/boys-live-from-eight-days/id1149302917?l=en

  

  

ザ・ビートルズ
『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル(LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL)』

CD:2016年9月9日発売
LP:2016年11月18日発売
《収録曲/収録日》
 Twist And Shout ツイスト・アンド・シャウト(1965年8月30日)
 She's A Woman シーズ・ア・ウーマン(1965年8月30日)
 Dizzy Miss Lizzy ディジー・ミス・リジー(1965年8月30日/8月29日)
 Ticket To Ride 涙の乗車券(ティケット・トゥ・ライド)(1965年8月29日)
 Can't Buy Me Love キャント・バイ・ミー・ラヴ(1965年8月30日)
 Things We Said Today 今日の誓い(1964年8月23日)
 Roll Over Beethoven ロール・オーバー・ベートーヴェン(1964年8月23日)
 Boys ボーイズ(1964年8月23日)
 A Hard Day's Night ア・ハード・デイズ・ナイト(1965年8月30日)
Help! ヘルプ!(1965年8月29日)
All My Loving オール・マイ・ラヴィング(1964年8月23日)
She Loves You シー・ラヴズ・ユー(1964年8月23日)
Long Tall Sally ロング・トール・サリー(1964年8月23日)

You Can't Do That ユー・キャント・ドゥ・ザット(1964年8月23日)*
I Want To Hold Your Hand 抱きしめたい(1964年8月23日)*
Everybody's Trying To Be My Baby みんないい娘(1965年8月30日)*
Baby's In Black ベイビーズ・イン・ブラック(1965年8月30日)*
*未発表音源

2016年8月 9日 (火)

ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years』 日本では9月22日より公開

ビートルズのライブ活動時代をテーマにしたドキュメンタリー映画がいよいよ9月15日にプレミア公開され、日本では9月22日(木・秋分の日)より全国の劇場で上映されます。

アップル・コーが製作中であることが伝えられていた映画ですが、日本では2016年秋にロードショー公開されることが2月23日に公にされました。6月20日にはビートルズ側から、タイトルが『THE BEATLES: EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years』と決まって、9月15日にロンドンで催されるワールド・プレミアを皮切りに各国で劇場公開されることが発表されています。

また、監督のロン・ハワードはポール・マッカートニーにインタビューしたときの写真を4月に披露し、ロンドンでジャイルズ・マーティンと進めていた音楽のミックス作業が終了したことを8月初めに明かしています。

ビートルズ公式サイトはトップページで映画の最新情報を伝え、日本では配給を手がけるKADOKAWAが日本の映画公式サイトを立ち上げています。特報(53秒)、予告編(2分17秒)とも、日本公演の映像が使われています。

上映される劇場は随時追加されています。前売券(ムビチケ)は7月9日より発売中です。
http://www.kadokawa-pictures.jp/official/the_beatles_live/theater.shtml

【9月13日追記】
劇場ではこの映画本編に加えて、1965年8月15日に撮影されたビートルズのシェイ・スタジアム公演の映像も上映されます。このライブ映像は44分版が日本では『シェアスタジアム』のタイトルで77年に劇場公開されたことがありますが、今回上映されるのは4Kリストアの映像で、音はアビイ・ロード・スタジオでリマスターされ、30分に編集されたものです。30分版の曲目は次のとおりです。
 ツイスト・アンド・シャウト
 アイ・フィール・ファイン
 ディジー・ミス・リジー
 涙の乗車券
 アクト・ナチュラリー
 キャント・バイ・ミー・ラヴ
 ベイビーズ・イン・ブラック
 ア・ハード・デイズ・ナイト
 ヘルプ!
アイム・ダウン
 シーズ・ア・ウーマン ※エンドロール

【9月29日追記】
9月15日のロンドン・プレミアにはリンゴ・スターとポール・マッカートニーをはじめ映画関係者や著名人が多数出席しました。上映前に催されたブルー・カーペット・イベントで、リンゴとポールが並んで語る動画がKADOKAWAより公開されました。日本のファンに向けたメッセージもあります。

  

  

  

  

『週刊朝日』2016年9月23日号
2016年9月13日発売
発行:朝日新聞出版
特集「やっぱりビートルズが一番」を掲載。映画『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK』のロン・ハワード監督独占インタビュー、アルバム『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』について語るジャイルズ・マーティンなど。

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