『大人のロック!』2014秋号 「ビートルズが日本の若者の心を震わせたとき」日本デビュー50周年特集
ビートルズの日本でのレコード・デビューは、ちょうどアメリカでビートルズ旋風が吹き荒れた1964年2月。そして、ビートルマニアの存在が社会的に明らかになったのが8月の『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の公開でした。9月11日発売の『大人のロック!』2014秋号では、そんな1964年の日本でのビートルズの受容の実態とその後の影響力の波及についていろいろな視点から考えてみました。
また、 純アナログ工程で作られた究極のモノ盤『ザ・ビートルズ MONO LP BOX』の試聴レポートも!
関心のある方はぜひお手に取ってご覧ください。
ビートルズ特集およびMONO LPレポートの内容は次のとおりです。
ザ・ビートルズ50周年特集第2弾【20ページ特集】
日本デビュー50年
ビートルズが日本の若者の心を震わせたとき
日本でのビートルズ受容史再考 広田寛治
現在も続く日本でのビートルズの快進撃は1964年のデビュー時から始まっていた
18年前に行なった日本でのビートルズの受容の資料の基づく検証を、デビュー期の洋楽チャートでの動きを軸にその受容の広がりを再考してみた。
検証 ビートルズ日本伝播の実態 広田寛治
日本でのレコードデビューの謎とビートルマニアの誕生
1955年(「ロック・アラウンド・ザ・クロック」)から1966年(ビートルズ来日公演)までの日本での受容史を整理し、デビューシングルの謎や日本での「ビートルズ旋風」の規模、ビートルマニア誕生のときを検証する。
検証 日本独自盤が許されていた時代 広田寛治
海図も持たずビートルズという大海をさまよっていた時代
1960年代に発売された日本独自編集盤8タイトルを概観しながら、ビートルズ現役時代に日本でビートルズがどのように聴かれていたのかをふりかえる。
随想日本のビートルマニア誕生を告げた曲
「ア・ハード・デイズ・ナイト」 木屋もとみ
ビートルズが人生に入り込み、新しい夜明けに染まった瞬間
日本にビートルマニアが誕生していたことを世に知らしめた映画の主題歌を初めて耳にしたときの衝撃・感動といまなお輝き続ける楽曲の魅力を探る。
検証 映画『ハード・デイズ・ナイト』新時代装備完了! 野咲良
輝きを増した音と映像がビートルズとの出会いを彩る
新時代にふさわしい高画質・高音質で蘇った映像やサウンドトラックの音を検証し、今なお褪せることのない映画の魅力にせまる。
検証 日本の音楽シーンへの衝撃 川原伸司
日本の音楽シーンが変わりはじめるには時間が必要だった
日本の音楽シーンをリードし続けてきた音楽プロデューサーが、ビートルズが日本の音楽シーンにいかに大きな衝撃を与え変化させてきたのか、その長き歩みを検証する。
検証 カバーの概念を変えたビートルズ 淡路和子
1964年を起点とするカバーとコピーの狂想曲
ビートルズのカバーとコピーの歴史を辿りながら、ビートルズの影響力の大きさ、日本でのビートルズ受容の深化をさぐる。
試聴レポート 50年先を見据えた仕上がりで新登場 矢吹渉
『ザ・ビートルズ MONO LP BOX』
純アナログ工程で作られた究極のモノ盤
2009年のリマスター盤では十分には再現できなかったビートルズのサウンドやジャケットを、より忠実に再現したアナログ・モノミックスの圧倒的に生々しサウンドやパッケージをいち早くレポートする。
『大人のロック!』2014[秋]号 Vol.35
発行:日経BP社
2014年9月11日発売
本体1000円
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