フロム・ビーの関係者

  • 広田寛治
    これまでの仕事や現在の研究テーマに関する情報をまとめていきます。
無料ブログはココログ

« 2014年8月 | トップページ | 2014年12月 »

2014年9月

2014年9月23日 (火)

『ポール・マッカートニー・イクイップメント・ストーリーズ』 使用楽器の変遷で振り返るもうひとつの伝説

Paulequipment_2

ポール・マッカートニーがデビュー前から現在までに手にしてきた楽器を解析するムック『ポール・マッカートニー・イクイップメント・ストーリーズ』が9月26日に発売となります。2010年に出版された『ザ・ビートルズ・イクイップメント・ストーリーズ』のポール編です。

個別に解説したベースおよびギターは19本(下記もくじ参照)。ビートルズとウイングス、ポールのアルバム・ガイドもポールの楽器中心の解説です。

そしてザ・コレクターズの加藤ひさしさん、俳優でベース奏者の中村梅雀さん、音楽家のカンケさん(ラジオ日本『ビートルズ10』パーソナリティ)がそれぞれのポール愛やベース愛、ポールの演奏や音作りなどについて語っています。

巻頭グラビアをはじめ、長谷部宏さんが『ミュージック・ライフ』のために撮ったものを含めて随所にさまざまな楽器を演奏するポールの写真が掲載されています。楽器に焦点を当てたマニアックな内容ではありますが、ポール本人の歩みもわかり、写真も楽しめるので、ミーハーなファンのみなさんも手に取ってみてくださいね。

フロム・ビーではインタビュー記事と「ポール・マッカートニーのコンサート・ツアーと楽器の変遷」および「アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー2013~ポールの使用楽器」を担当しました。2013年の日本公演については鍵盤楽器やウクレレも含めて、米村幸雄さんが執筆。セットリストには曲目ごとにポールが演奏した楽器を添えました。

監修は『ザ・ビートルズ・イクイップメント・ストーリーズ』と同じく大久達朗さんとビートルマニアで楽器店店長の岩本憲明さんです。

from 淡路和子


シンコー・ミュージック・ムック
『ポール・マッカートニー・イクイップメント・ストーリーズ』 2014年9月26日発売
発行:シンコーミュージック・エンタテイメント
B5版 132ページ
本体1,700円


[CONTENTS] ・ポール・マッカートニーのコンサート・ツアーと楽器の変遷
・アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー2013 〜ポールの使用楽器
・ポール・マッカートニー・アルバム・ガイド〜ビートルズ編
・ポール・マッカートニー・アルバム・ガイド~ウイングス+ソロ編
INTERVIEW
・加藤ひさし(THE COLLECTORS)「僕の7割以上はポール・マッカートニーとビートルズ」
・中村梅雀「ポールはベーシストとしても、作曲家としても、アレンジャーとしても天才」
・カンケ「大きな振り幅のなかにアイデアがあって、面白い音がある」
EQUIPMENT STORIES
・ZENITH MODEL 17
・HOFNER CLUB 40
・EGMOND SOLID 7
・HOFNER 500/1 (Cavern)
・HOFNER 500/1 (1963)
・RICKENBACKER 4001S (Fireglow)
・RICKENBACKER 4001S (Magical Painted)
・RICKENBACKER 4001S (Stripped Natural)
・EPIPHONE E230TD CASINO
・EPIPHONE F79 TEXAN
・MARTIN D-28
・GIBSON J-180 EVERY BROTHERS MODEL
・OVATION CUSTOM LEGEND 1619 6 String
・OVATION CUSTOM LEGEND 1658 12 String
・KAY JAZZ SPECIAL
・YAMAHA BB-1200
・WAL 5 String
・GIBSON LES PAUL (1960)
・GIBSON LES PAUL (Rosie Brooks Painted)


 


シンコー・ミュージック・ムック
『ザ・ビートルズ・イクイップメント・ストーリーズ』 2010年6月30日発売
発行:シンコーミュージック・エンタテイメント
B5版 132ページ
本体:1,500円


 

2014年9月 5日 (金)

『大人のロック!』2014秋号 「ビートルズが日本の若者の心を震わせたとき」日本デビュー50周年特集

Otonanorock35

ビートルズの日本でのレコード・デビューは、ちょうどアメリカでビートルズ旋風が吹き荒れた1964年2月。そして、ビートルマニアの存在が社会的に明らかになったのが8月の『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の公開でした。9月11日発売の『大人のロック!』2014秋号では、そんな1964年の日本でのビートルズの受容の実態とその後の影響力の波及についていろいろな視点から考えてみました。

また、
純アナログ工程で作られた究極のモノ盤『ザ・ビートルズ MONO LP BOX』の試聴レポートも!

関心のある方はぜひお手に取ってご覧ください。

ビートルズ特集およびMONO LPレポートの内容は次のとおりです。

ザ・ビートルズ50周年特集第2弾【20ページ特集】

日本デビュー50年
ビートルズが日本の若者の心を震わせたとき

日本でのビートルズ受容史再考 広田寛治
現在も続く日本でのビートルズの快進撃は1964年のデビュー時から始まっていた
18年前に行なった日本でのビートルズの受容の資料の基づく検証を、デビュー期の洋楽チャートでの動きを軸にその受容の広がりを再考してみた。

検証 ビートルズ日本伝播の実態 広田寛治
日本でのレコードデビューの謎とビートルマニアの誕生
1955年(「ロック・アラウンド・ザ・クロック」)から1966年(ビートルズ来日公演)までの日本での受容史を整理し、デビューシングルの謎や日本での「ビートルズ旋風」の規模、ビートルマニア誕生のときを検証する。

検証 日本独自盤が許されていた時代 広田寛治
海図も持たずビートルズという大海をさまよっていた時代
1960年代に発売された日本独自編集盤8タイトルを概観しながら、ビートルズ現役時代に日本でビートルズがどのように聴かれていたのかをふりかえる。

随想日本のビートルマニア誕生を告げた曲
「ア・ハード・デイズ・ナイト」 木屋もとみ
ビートルズが人生に入り込み、新しい夜明けに染まった瞬間
日本にビートルマニアが誕生していたことを世に知らしめた映画の主題歌を初めて耳にしたときの衝撃・感動といまなお輝き続ける楽曲の魅力を探る。

検証 映画『ハード・デイズ・ナイト』新時代装備完了! 野咲良
輝きを増した音と映像がビートルズとの出会いを彩る
新時代にふさわしい高画質・高音質で蘇った映像やサウンドトラックの音を検証し、今なお褪せることのない映画の魅力にせまる。

検証 日本の音楽シーンへの衝撃 川原伸司
日本の音楽シーンが変わりはじめるには時間が必要だった
日本の音楽シーンをリードし続けてきた音楽プロデューサーが、ビートルズが日本の音楽シーンにいかに大きな衝撃を与え変化させてきたのか、その長き歩みを検証する。

検証 カバーの概念を変えたビートルズ 淡路和子
1964年を起点とするカバーとコピーの狂想曲
ビートルズのカバーとコピーの歴史を辿りながら、ビートルズの影響力の大きさ、日本でのビートルズ受容の深化をさぐる。


試聴レポート 50年先を見据えた仕上がりで新登場 矢吹渉
『ザ・ビートルズ MONO LP BOX』 
純アナログ工程で作られた究極のモノ盤
2009年のリマスター盤では十分には再現できなかったビートルズのサウンドやジャケットを、より忠実に再現したアナログ・モノミックスの圧倒的に生々しサウンドやパッケージをいち早くレポートする。

『大人のロック!』2014[秋]号 Vol.35
発行:日経BP社
2014年9月11日発売
本体1000円

« 2014年8月 | トップページ | 2014年12月 »

2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

Twitter