文藝別冊『増補新版エリック・クラプトン』 デビュー50周年と来日公演を記念して
エリック・クラプトンもデビュー50周年を迎えています。加えて、2月に日本公演を行ないます。それを記念して、2002年に発売されていた文藝別冊『エリック・クラプトン』(河出書房新社)が増補新版として蘇り、1月28日に発売されました。
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増補新版はページ数が32ページ増えただけではなく、グラビアも、クラプトンのロング・インタビューも、クラプトンを語るミュージシャンのインタビューも新しくし、ディスコグラフィも一新(アイテム倍増のためページ数も全46ページと倍以上増)。
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もちろんクラプトンを語るに欠かせない東郷かおる子さん、大友博さん、坪田稔さん(監修もお願いしました)には引き続きご登場いただいています。
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表紙は近年のクラプトンのライブからのものですが、グラビアはデビュー50周年記念ギャラリーと題して、恍惚の(陶酔の)クラプトン演奏写真で構成(使用ギターの変遷も細かな違いも含めてわかります)。
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ロング・インタビューは「エリック・クラプトン ブルースに捧げた人生を語る」。コンサート・フォー・ジョージ(2002年)をやり遂げたあとに行なわれたもので、彼のブルース人生を総括するようなすばらしいインタビューです。
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クラプトンのギタリストとしての魅力は、2002年版では、柳ジョージさん、野村義男さんに語っていただきましたが、今回はサザンオールスターズのサポートなどでも知られる斎藤誠さん、長渕剛さんらとの活動でも知られる面谷誠二さんが、クラプトンのギタリストとしてのすごさをより熱く深く語ってくださっています。
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クラプトンの足跡・年譜・名曲集もしっかり更新増補していますが、とりわけエリック・クラプトンのセッション活動については、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランをはじめ、B.B.キング、J.J.ケイル、ボブ・マーリーなど、17のテーマでより大きな光を当てました。
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派手さはありませんが、この一冊で現時点までのクラプトンの音楽活動がしっかりわかるように編集しました。書店で見かけたらぜひお手に取っていただければと思います。
文藝別冊『増補新版エリック・クラプトン』
発行:河出書房新社
2014年1月28日発売
本体1,200円
こちらは2002年版です。
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