『MUSIC LIFE ポール・マッカートニー特別号』 帰ってきた『ミュージック・ライフ』で来日公演全力レポート
ポール・マッカートニー来日公演総まとめの特別号のため、休刊した『ミュージック・ライフ』がムックとして帰ってきます。
巻頭グラビアの「ビートルズ ゆく年くる年2013」では、1年間のビートルズ関連の話題をカラー写真でふりかえります。リンゴ・スターもポール・マッカートニーも来日した特別な年でしたが、関係者の来日も多く、ファミリーも活躍しました。
2013年の話題の新作として、ポール・マッカートニー『NEW』とビートルズ『オンエア〜ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』をクロス・レビューで紹介。来日公演後の感想はまた変わっているかもしれませんが、発売後すぐに書かれたものとして読んでくださいね。
さあ、ポール・マッカートニーの「アウト・ゼアー ジャパン・ツアー」特集。公演に行けなかった方も、全体像をつかんで、テーマ別や楽曲別のレビュー、奇跡の体験記、コラム、サウンドチェックのレポートまでお楽しみください。ナンシーさんの誕生パーティのご報告もあるんですよ。本当にたくさんの方にご感想や貴重な写真を提供していただきました。
日本滞在ダイアリーは、ポール来日からの2週間が中心ですが、2012年のロンドン五輪開会式から始まって大相撲九州場所千秋楽まで。
「ポール・マッカートニー日本公演全記録」では、ビートルズと過去3回のソロ・ツアーをふりかえります。
最初に星加ルミ子さん、東郷かおる子さん、長谷部宏さんの鼎談。それぞれの来日公演で『ミュージック・ライフ』はどうかかわったか、ファンはどう見ていたか、ビートルズやウイングスを取材したML名物編集長とソロのポールまでを撮っている写真家に語っていただきました。はからずも雑誌の移り変わりまでしみじみ感じることに…。長谷部さんとリンダ・マッカートニーの交流も、いいお話です。
続く「懐かしの日本公演」はお宝満載でお届け。熱心なファン以外には、これまでのポールのソロ来日公演のことは案外知られていないようなので、知ってもらってね。
そして、ポールと同じ時期にドキュメンタリー映画『愛しのフリーダ』のプロモーションのため来日していたフリーダ・ケリーさんのインタビュー記事。ブライアン・エプスタインに秘書として抜擢され、ビートルズ・ファンクラブの運営を支えていたフリーダさんと、この映画の監督ライアン・ホワイトさんにもお話を聞きました。なお、グラビアのカラー写真でフリーダさんが手にしているのは、ファンクラブ向けのクリスマス・レコードです。
最後に、「パソコン解析で聴くポール・マッカートニー」でアルバム『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』『ラム』『マッカートニーII』を丸裸に。袋とじにすることも考えていましたが、けっきょくしなかったので書店で立ち読みできます。
ポール来日が決まってからありとあらゆる特集本が出ましたが、公演終了後にここまでまとめた紙の本はほとんどないと思われるので、一度は手に取ってください。
from 淡路和子
シンコー・ミュージック・ムック
『MUSIC LIFE ポール・マッカートニー特別号』 発行:シンコーミュージック・エンタテイメント 2013年12月26日発売
本体1,500円
シンコー・ミュージック・ムック
『MUSIC LIFE ポール・マッカートニー特別号』オンデマンド アマゾン プリント・オン・デマンド 2017年7月3日発売
本体1,800円
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重版が決まりました。2月上旬出来となる予定です。
お近くの書店、レコード店にない場合は注文してお待ちください。
投稿: fombea | 2014年1月11日 (土) 14時00分