ジョーイ・モーランドのバッドフィンガー東京公演
ジョーイ・モーランドが新たなメンバーを率いて活動しているバッドフィンガーが14年ぶりに来日、9月22日の東京公演初日を観てきました。
かわいいジョーイも歳取りましたけど、最近の動画で見たライブより声もがっつり出ていて、バンドも勢いがあって、とーてもよかったですよ。全部いい曲。そして音大きめです。
ステージに出てきてから時間をかけてギターのチューニングしたりしてゆるく始まりましたが、ジョーイが「これはラヴィ・シャンカール・ソングだからね」って。バッドフィンガーも出ていたバングラデシュ救済コンサート(71年)でラヴィがチューニングのあとに言っていたMCを思い出させます(「チューニングで拍手がもらえるなら本番はもっと楽しんでもらえるでしょう」)。
ポール・マッカートニー・ソングももちろんやります。ポールがバッドフィンガーに提供した「マジック・クリスチャンのテーマ(Come And Get It)」。演奏後に"Thank you, Paul"とジョーイ。
ピート・ハムの曲もトム・エヴァンズの曲もジョーイもしくはキーボードのスティーヴさんが歌うわけですが、ひとりアコギ・コーナーでジョーイ作「スウィート・チューズデイ・モーニング」や新しい曲を少し。もっと自分の曲をやってもいいのになあ。
ベース・プレイヤーが来日できず急遽日本人奏者に交代したのですが、そうとは思えないほどのノリのよさ。Well done!と、ジョーイもお喜びでした。
「ウィズアウト・ユー」でキーボード1台の音が出なくなるも、もう1台で乗り切り、名曲の美しさを損なわず。こういうハプニングもライブの楽しさです。
ギター弾きまくりのジョーイ、本編最後の曲でSGの弦を切ってました。
そしてアンコールでレスポールを持ってきて、またやおらチューニングを始めるのですが、スティーヴさんがキーボードでチューニングを手伝いながらいつのまにかジョン・レノンの「イマジン」を歌いだし、そこにベースが加わり、ドラムが加わり、チューニングを終えたジョーイも加わり、ほぼフルサイズで演奏されました。これは予定外だったと思う。
アンコールで「嵐の恋(No Matter What)」をやって、ステージを降り、またアンコールを求める拍手が続き、もう1曲ロックンロールをやってくれました、「スロー・ダウン」。「教科書持ってあげたのにぃ」と歌うおじさんたち、かっこよかったなァ。
終演後にサイン会があり、グッズを買った人が参加できます。ジョーイとキーボードのスティーヴさん、ドラムのマイクさんがあなたの名前を書いてサインしてくれます、というか転売する人がいるので必ず名前入れてもらうようにしているのだとか。サインもらう用のレコードやCDや写真を持ってきている人もいました。
Tシャツ買う予定はなかったのですが、ライブがよかったもので勢いで買ってしまいました。『涙の旅路』ジャケ柄3500円(下はTシャツの後ろ身頃)。バッジは初日分が売り切れていました。
from 淡路和子
<Joey Molland's Badfinger>
2013年
9月22日(日) 午後7時開演 東京/高田馬場AREA
9月23日(月祝)午後6時開演 東京/高田馬場AREA
https://www.facebook.com/pages/Vinyl-JapanEikoku-Ongaku/202367046441666
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