フロム・ビーの関係者

  • 広田寛治
    これまでの仕事や現在の研究テーマに関する情報をまとめていきます。
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2013年2月

2013年2月22日 (金)

リンゴ・スターのオセアニア・ツアーが無事に終了、いよいよ日本へ!

リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドは、2月7日から21日にかけて予定どおりニュージーランド、オーストラリアで公演しました。

オーストラリアでの公演は2月11日にブリスベンでスタート。『ブリスベン・タイムズ』電子版(2月10日付)ではオーストラリアに到着したリンゴのニュース映像が見られます。

また、オーストラリアの音楽情報サイト「FasterLouder」には2月16日のメルボルン公演の写真がアップされています。

リンゴはこのあと日本を訪れ、2月25日と26日に東京、27日に名古屋、3月1日に大阪、2日に千葉の幕張メッセで公演します。

情報サイト「examiner.com」(2月13日付)などによると、ブリスベン公演のセットリストは以下のとおりです。

・マッチボックス
・明日への願い
・ウィングズ
・瞳の中の愛(トッド・ラングレン)
・イヴィル・ウェイズ(グレッグ・ローリー)
・ロザーナ(スティーヴ・ルカサー)
・キリエ(リチャード・ペイジ)
・ドント・パス・ミー・バイ
・バング・ザ・ドラム・オール・デイ(トッド・ラングレン)
・ボーイズ
・イエロー・サブマリン
・ブラック・マジック・ウーマン(グレッグ・ローリー)
・アンセム
・ユー・アー・マイン(リチャード・ペイジ)
・ハニー・ドント
・アフリカ(スティーヴ・ルカサー)
・エヴリバディーズ・エヴリシング(グレッグ・ローリー)
・アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン
・愛こそ証し(トッド・ラングレン)
・ブロークン・ウィングス(リチャード・ペイジ)
・アクト・ナチュラリー
・ホールド・ザ・ライン(スティーヴ・ルカサー)
・想い出のフォトグラフ
・ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ〜平和を我等に

    

トニー・シェリダンが死去、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターが哀悼のメッセージ

レコード・デビュー前のビートルズがハンブルクで共演したイギリスの歌手、トニー・シェリダンが、2月16日にハンブルクで亡くなりました。72歳でした。シェリダンの公式サイトなどによると、近年は体調を崩して闘病中だったといいます。

訃報を受け、ポール・マッカートニーは自身のウェブサイト(2月18日付)を通じて哀悼のメッセージを発表し、「(ハンブルクでは)いつも彼のステージを観て、そのスタイルに見惚れていた」などと思い出を振り返りました。

ビートルズ加入前にハンブルクでシェリダンのバンドに参加していたこともあるリンゴ・スターは、オーストラリア滞在中の2月19日に自身のツイッターを通じて「一緒に演奏できた1か月間はすばらしかった」などと述べました。

2013年2月21日 (木)

「WANNA BE祭~なりきりビートルズ ヤァ!ヤァ!ヤァ!」BOXのゲスト出演決定

ビートルズになりきるバンドの演奏でビートルズの音楽を純粋に楽しむイベント「WANNA BE祭(ウォナビーさい)~なりきりビートルズ ヤァ!ヤァ!ヤァ!」が開催されます。舞浜アンフィシアターで3月最後の土曜日、1日2回公演です。

とくにコピー・バンドをやっている人たちのあいだで有名なトリビュート・バンド、ファブ・フォー(The Fab Four)がやってきます。いわゆる1軍チームとしての来日は初めてだそうです。しかも、なりきりエド・サリヴァンもやってきます。

さらに、日本のビートリーなバンドとして海外でも知られるBOX(杉真理さん、松尾清憲さん、小室和幸さん、田上正和さん)がスペシャル・ゲストとして出演することが発表されました。

また、ビートルズをカバーした「なりきり映像」を募集しており、そのなかからWANNA BEの高いバンドがイベントのオープニング・アクトをつとめる予定です。
投稿された動画の一部がWANNA BE祭の公式サイトで公開されています。

<WANNA BE祭~なりきりビートルズ ヤァ!ヤァ!ヤァ!>
日時:2013年3月30日(土)
   昼の部:午後1時開演/夜の部:午後6時30分開演
会場:舞浜アンフィシアター(東京ディズニーリゾート内)
料金:6,800円(全席指定)
チケット発売情報は公式サイトでご覧ください。
http://www.pia.co.jp/wannabe/

2013年2月13日 (水)

ポール・マッカートニー、ラヴィ・シャンカールなどがグラミー賞を受賞

第55回グラミー賞の発表と授賞式が2月10日にロサンジェルスのステイプルズ・センターで行なわれ、ポール・マッカートニーのアルバム『キス・オン・ザ・ボトム』が最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム賞(カテゴリー11)を受賞しました。

ポール&リンダ・マッカートニーの『ラム<スーパー・デラックス・エディション>』は、ボックスまたは特別限定版パッケージ部門(カテゴリー63)とヒストリカル・アルバム部門(カテゴリー65)にノミネートされていましたが、受賞には至りませんでした。
そのうち最優秀ヒストリカル・アルバム賞にはビーチ・ボーイズの『スマイル(THE SMILE SESSIONS - DELUXE BOX SET)』が選ばれ、ブライアン・ウィルソンが授賞式に出席してトロフィを受けました。

ワールド・ミュージック・アルバム部門(カテゴリー51)ではラヴィ・シャンカールの『THE LIVING ROOM SESSIONS PART 1』(92歳を迎えた2012年4月に発表)が受賞し、同部門にノミネートされていた娘のアヌーシュカ・シャンカールが父の代わりにトロフィを受け取りました。

また、ポールも参加したジミー・ファロンの『BLOW YOUR PANTS OFF』が最優秀コメディ・アルバム賞(カテゴリー54)に輝いた一方で、アルバム・ノーツ部門(カテゴリー64)の候補となっていたビートルズ・ウィズ・トニー・シェリダンの『FIRST RECORDINGS : 50TH ANNIVERSARY EDITION』は受賞を逃しています。

受賞者の一覧は、グラミー賞公式サイトで見ることができます。

なお、ポールの公式サイト(2月11日付)などによると、ウイングスのアルバム『バンド・オン・ザ・ラン』が2013年の「グラミーの殿堂」入りを果たしました。これはリリースから25年以上経過した作品を対象に、委員会による投票で毎年選ばれるもので、ビートルズ作品の殿堂入りは過去に何度もありましたが、ポールのソロ作品は今回が初めてとなります。

    

  

  


2013年2月 9日 (土)

『キャロル・キング自伝 ナチュラル・ウーマン』 純粋でナチュラルであり続けたがゆえ

9784309273822


12年の歳月を費やして、キャロル・キングがみずからの言葉で綴った自伝『ナチュラル・ウーマン』の日本語版が2月26日に発売されます。
4部構成全89章の大著で、日本版は全544ページ。全米では2012年に発売され、初版35万部の大ベストセラーを記録中とのこと。

読みはじめたとき、キャロルの紡ぎ出すメロディのような、ある意味「ファンタジー」のような人生を勝手に思い描いていました。そう、ミュージシャンとして大成功した「歌姫」のお伽話のような、ちょっと苦いけど甘くて白いチョコレート色の人生。
読み進むうちに、残念ながら、期待はみごとに裏切られていきました。
4回の結婚と4回の離婚。わずかこの11の文字に凝縮されてしまう彼女の私生活はあまりにも壮絶なものでした。ただ、純粋でナチュラルであり続けたがゆえに…。
「アメリカン・ポップスの黄金時代」「ブリティッシュ・インヴェージョン」「フォークロック」「シンガー・ソングライター」。さらには、「ラブ&ピース」「連帯」「共同体」「個の時代」「自然のなかで生きる」…、美しく喧伝された数々の言葉の裏で、時代に翻弄され、多くの人々がその渦に巻き込まれ、輝き、そして苦しんできたのですが、キャロルの人生もまた例外ではなかったようです。
キャロルの歌声に耳を傾けながら、その人生をたどれば、彼女の歌になぜ人々が感動するのか、その理由がおぼろげながら見えてくるような気がします。そして、歌を、言葉を紡ぐことが、どれほどみずからの魂を切り刻んでいることなのかも…。


文/広田寛治



『キャロル・キング自伝 ナチュラル・ウーマン』 著・キャロル・キング 翻訳・松田ようこ
2013年2月26日発売予定
発行:河出書房新社
本体3,800円

河出書房新社やアマゾンのウェブページでもくじを見ることができます。


【著者キャロル・キングについて】 1942年2月9日ニューヨークのブルックリン生まれ。15歳でレコード・デビュー。16歳からジェリー・ゴフィンと共作を始め17歳で結婚。1960年18歳で長女を出産するとともに、シュレルズ「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー」でゴフィン=キング初の全米1位を記録。1964年までに「ロコモーション」(リトル・エヴァ)、「チェインズ」(ビートルズもカバー)など全米トップ40に20曲以上を送り込む。1969年にはアルバム『ライター』でシンガー・ソングライターとして本格的な活動を開始。1971年『つづれおり』の大ヒット(全米1位15週連続/2200万枚の売上)で70年代以降の音楽シーンをリードする存在になり、現在に至るまで数々の名作を世に送り続けている。


2013年2月 1日 (金)

リンゴがユニバーサル ミュージック主催のライブ・イベントにも出演へ、動画メッセージで「アリガトウ」

2月〜3月にかけてオセアニアと日本でのツアーを予定しているリンゴ・スターが、3月2日に幕張メッセで行なわれるライブ・イベント「U-EXPRESS LIVE 2013」(ユニバーサル ミュージック主催)に出演することになりました(1月16日発表)。

また、招聘元のクリエイティブマンのウェブサイトによると、2月25日と26日のリンゴ&ヒズ・オール・スター・バンド東京公演のチケットは12月27日までに完売、3月1日の大阪公演のチケットも1月31日現在で残りわずかとなっています。

リンゴは1月21日に自身の公式サイトの動画メッセージを更新し、新年の挨拶とツアーへの意気込みを語っています。動画のなかでリンゴは1月下旬よりオール・スター・バンドのメンバーと共にリハーサルに入ると言い、日本語で「アリガトウ」とも述べています。

ポール・マッカートニー出演のチャリティ・コンサートのライブ・アルバムが発売、ニルヴァーナのメンバーと共演した新曲も

ポール・マッカートニーが出演したハリケーン被災者支援コンサートのライブ・アルバム『ザ・コンサート・フォー・サンディ・リリーフ〜ハリケーン「サンディ」復興支援チャリティ・コンサート(12-12-12 THE CONCERT FOR SANDY RELIEF)』が1月21日にイギリス、22日にアメリカで発売されました。2月6日には日本でもリリースされます(デジタル版は12月19日に米国、20日に日本でダウンロード配信開始)。

12月12日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで6時間にわたって開催されたこのコンサートには、ブルース・スプリングスティーン、ロジャー・ウォーターズ、ボン・ジョヴィ、エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズ、アリシア・キーズ、ザ・フー、カニエ・ウェスト、ビリー・ジョエル、クリス・マーティンなどが出演。テレビやインターネットを通じて生中継され、アメリカで1900万人、全世界で2億人が視聴したとされています。

ポールはコンサートの終盤に登場し、1曲ごとに楽器を替えながらツアー・バンドと共に以下の8曲を演奏。うち1曲は、ニルヴァーナのメンバー(デイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリック、パット・スメア)との共演でこの日初披露された新曲「カット・ミー・サム・スラック(Cut Me Some Slack)」でした。

 ヘルター・スケルター
 レット・ミー・ロール・イット
 西暦1985年
 マイ・ヴァレンタイン(共演:ダイアナ・クラール)
 ブラックバード
 カット・ミー・サム・スラック(共演:デイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリック、パット・スメア)
 アイヴ・ガッタ・フィーリング
 007/死ぬのは奴らだ

コンサートのフィナーレでは、ニューヨーク出身のアリシア・キーズがポールに招かれて再び登場。関係者が次々とステージに登壇してポールを囲むなか、ニューヨーク讃歌である「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」を全員で歌い上げて幕となりました。

「カット・ミー・サム・スラック」はデイヴ・グロールが初めて監督したドキュメンタリー映画『サウンド・シティ(Sound City)』のサウンドトラック用として、ポールと上記の3人のコラボレーションにより誕生した曲です。

サントラ・アルバム『サウンド・シティ~リアル・トゥ・リール(SOUND CITY : REAL TO REEL)』は3月12日にアメリカ、13日に日本で発売予定。そのうち「カット・ミー・サム・スラック」(スタジオ版)のみ、iTunes Storeにてダウンロード配信が始まっています。
映画のYouTube公式チャンネルで試聴も可能です。

  

  

    

ステラ・マッカートニー、ジュディ・マーティンなどにOBE勲章

2013年の英国王室の新年の叙勲において、ステラ・マッカートニーにOBE勲章(大英帝国四等勲士)が贈られると発表されました。

12月29日に英国内閣府のウェブサイトで公表された叙勲者の名簿によると、ほかにジョージ・マーティンの妻ジュディ・マーティン(音楽とチャリティへの貢献による)や俳優のユアン・マクレガーなどにOBE勲章、シンガー・ソングライターのケイト・ブッシュなどにCBE勲章(大英帝国三等勲士)が贈られます。

なおステラは、11月27日に授賞式が行なわれたブリティッシュ・ファッション・アワード2012(英国ファッション協会主宰)において、最高賞であるデザイナー・オブ・ザ・イヤーと、デザイナー・ブランド賞の2冠に輝きました。ロンドンのサボイ・ホテルで催された授賞式の写真や動画は、同賞のウェブサイトで見ることができます。

ポール・マッカートニー夫妻がロニー・ウッドの結婚式に出席

12月21日、ローリング・ストーンズのロニー・ウッドがロンドンのドーチェスター・ホテルで結婚式を挙げ、ポール・マッカートニーとナンシー・シェヴェルが出席しました。式ではロッド・スチュワートが新郎の介添役を務めました。

当日のポールの写真は、『サン』紙電子版などイギリスの各メディアで紹介されました。

『デイリー・メイル』紙電子版(1月2日付)によると、ポールとナンシーは年末年始の休暇をカリブ海のセント・バーツ島で過ごしたということです。

ラヴィ・シャンカールにリンゴが哀悼のメッセージ、オリヴィア・ハリスンは追悼式に出席

12月11日に他界したラヴィ・シャンカールの訃報を受け、リンゴ・スターが哀悼のメッセージを発表しました。「音楽的にも、精神的にも、物理的にも大きな損失だ」というリンゴの言葉は、『ローリング・ストーン』誌のウェブサイト(12月12日付)をはじめ各メディアで紹介されました。

ジョージ・ハリスン公式サイトでもラヴィを追悼し、トップページには「ラヴィ・シャンカールはおそらく、ぼくの人生に最も大きな影響を与えた人物だ」というジョージの言葉が掲載されています。

12月20日にはアメリカ、カリフォルニア州サンディエゴ近郊のエンシニタスでラヴィの追悼式が開催されました。式ではオリヴィア・ハリスンがスピーチを行ない、ラヴィとジョージの友情について振り返りました。

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