ポール・マッカートニーがデヴィッド・フロストのインタビュー番組に出演
11月9日に放送された衛星放送アルジャジーラ英語版の新番組『ザ・フロスト・インタビュー』にポール・マッカートニーが出演しました。
これは、1960年代からビートルズのメンバーへのインタビューを数多く行なってきたデヴィッド・フロストによる番組で、フロストが毎週、世界各地に出向いて各国の政治家や文化人に話を聞くというもの。ポールはその第1回のゲストとして登場しました。
収録が行なわれたことはすでに10月11日付の『ラジオ・タイムズ』電子版で報じられ、内容についての概要は10月27日付の『オブザーバー』電子版などで紹介されています。
1時間近くにわたるインタビューを収めた放送は、番組のウェブサイトで全編を視聴することができます。
日本のメディアでは「ビートルズを解散させたのはオノ・ヨーコじゃない」の発言の部分だけが大きく取り上げられましたが、それは全体から見るとほんの一部にすぎず、実際のインタビューはポールの生い立ちから現在までを俯瞰したものとなっています。
基本的にこれまで語られてきた話が中心ですが、ジョン・レノンとのソングライティングのことから始まり、少年時代の音楽体験、弟と2人での初舞台、母の死、ビートルズ初期のレコーディング、ビートルマニア時代から解散まで、妻リンダとの出会いと別れなどが、ビートルズ時代をはじめとするさまざまな関連映像を交えながら紹介されていきます。
ビートルズ解散ついては「ヨーコではなくアラン・クラインが原因」と述べ、「亡くなった人を悪く言いたくないけど…」と断りながらも、クラインの写真に向かってパンチをする仕草も。
リンダの闘病については、医師から内密に「余命1年半」と告げられていたことなどを明かしました。
最後に1964年のBBCテレビ『ア・ディグリー・オブ・フロスト』におけるポールへのインタビュー映像が登場し、「ポール・マッカートニーの引退は2010年」と予想した当時のフロストのコメントにポールは大笑い。インタビューのあとには「マイ・ヴァレンタイン」と「レディ・マドンナ」の弾き語りが披露されました。
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