フロム・ビーの関係者

  • 広田寛治
    これまでの仕事や現在の研究テーマに関する情報をまとめていきます。
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2012年11月

2012年11月29日 (木)

ジョージ・ハリスンの他界から11年、『コンサート・フォー・ジョージ』の映像が1日限定でストリーミング配信

2001年にジョージ・ハリスンが他界してから、11月29日で11年を迎えます。ジョージの公式サイト(11月23日付)では、コンサート・フォー・ジョージ(2002年11月29日開催)から10年という節目にも当たるこの日に、あらためてジョージの生涯と音楽について見つめ直してほしいと呼びかけています。

YouTubeのジョージ公式チャンネルでは、太平洋標準時の11月29日午前7時(日本時間30日午前0時)から24時間限定で、『コンサート・フォー・ジョージ』の映像が無料でストリーミング配信されます。

ジョージの公式フェイスブックページにも、ストリーミング配信の予告が掲載されています。

    

リンゴ・スターとダニー・ハリスンがハリケーン被災者支援アルバムに協力

ハリケーン「サンディ」の被災者を支援するチャリティ・プロジェクトに、リンゴ・スターとダニー・ハリスンが協力しました。

これはアルバム『SONGS AFTER SANDY : FRIENDS OF RED HOOK FOR SANDY RELIEF』を中心としたプロジェクトです。11月21日に立ち上がったウェブサイトによると、アルバムはさまざまなアーティストが未発表の音源を提供したコンピレーション盤で、『VOL.1』から『VOL.3』まで3枚に分けて同サイトからダウンロード配信で近日中にリリースされます。

同日に予約注文が開始された『VOL.1』には、リンゴの「ウィングズ」のライブ・バージョン(7月にアトランタで収録)や、リンゴが演奏に参加したジョー・ウォルシュの「ロッキー・マウンテン・ウェイ」(2月にロサンジェルスのトルバドゥール・クラブで収録)などが含まれています。

また、リンゴがサインを入れたドラム・ヘッドや、ダニーのバンド、thenewno2のメンバー全員のサインが入ったギターなど、協力アーティストによってさまざまな限定アイテムが提供され、同サイトを通じて頒布されています。収益は非営利団体「Green Ground Zero」を通じてハリケーンの被災者のために寄付されます。

発売日や『VOL.2』以降の収録内容、協力アーティストの追加、11月28日現在は未定となっているCDでのリリース情報などは、随時ウェブサイトを通じて発表されるということです。

アルバム等の購入申し込みは、最初の90日間はこちらのサイトで、その後は上記のサイトで受け付けると書かれています。試聴もできます。

『キス・オン・ザ・ボトム』のコンプリート盤が登場、クリスマス限定アナログ・シングルも発売へ

ポール・マッカートニーのアルバム『キス・オン・ザ・ボトム』の全曲にボーナス・トラックおよびキャピトル・スタジオでのライブ音源を加えたコンプリート盤『COMPLETE KISSES』が、11月26日にイギリス、27日にアメリカのiTunes Storeでダウンロード配信にてリリースされました。

『COMPLETE KISSES』のトラックリストはポールの公式サイト(11月23日付)に掲載されています。それによると、ボーナス・トラックはアルバム『HOLIDAYS RULE』に収録された「ザ・クリスマス・ソング」、『キス・オン・ザ・ボトム』の英国盤デラックス・エディションに収録された「ベイビーズ・リクエスト」と「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」、そして映画音楽で知られるジョニー・マンデルがアレンジした「マイ・ヴァレンタイン」の未発表バージョンとなっています。

ポールの公式サイト(10月30日付、11月27日更新)によると、アメリカで10月30日に発売された『HOLIDAYS RULE』は、イギリスでは『CHRISTMAS RULES』のタイトルで11月26日にリリースされています。
また同記事では、「ザ・クリスマス・ソング」のレコーディング風景を収めた映像も視聴することができます。この曲は9月にニューヨークのアバター・スタジオで録音されました。

さらに、クリスマス限定の7インチ・アナログ・シングル「Christmas Kisses」が12月に発売予定であることが「amazon.co.jp」などで予告されています。収録曲はA面が「ザ・クリスマス・ソング」、B面が「ワンダフル・クリスマスタイム」となっています。

    

「感謝祭やクリスマスに七面鳥を食べないで」と呼びかけるキャンペーンにポール・マッカートニーが協力

動物の権利保護のために活動する非営利団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)が新たに展開しているキャンペーンに、ポール・マッカートニーが協力しています。

これは、感謝祭やクリスマスの季節を迎えるにあたり「七面鳥を食べるのをやめよう」と呼びかけるもので、ポールはそのメッセージTシャツを着てキャンペーン広告に登場しています。

ポールの公式サイト(11月20日付)では、「もし屠殺場の壁がガラス張りだったら誰もがベジタリアンになるだろう」というポールのコメントや、イギリスでは毎年クリスマス・ディナー用だけで1000万羽の七面鳥が殺されるという話などが紹介されています。

メッセージTシャツはPETAのウェブサイトで購入することができます。

ポール・マッカートニーが米国の実業家のプライベート・パーティで演奏

アメリカの投資ファンド、TPGキャピタル(旧テキサス・パシフィック・グループ)の創業者のひとりであるデヴィッド・ボンダーマンの70歳を祝うパーティの席で、ポール・マッカートニーが演奏しました。

『ニューヨーク・タイムズ』紙電子版(11月19日付)によると、11月17日にラスベガスのホテル、ウィン・ラスベガスで開かれたこのプライベート・パーティには700人の招待客が出席。ポールはサプライズ・ゲストとして登場し、自身のバンドと共に2時間にわたって演奏したということです。

記事には「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」「レボリューション」などのビートルズ・ナンバーを披露したと書かれていますが、確認されている演奏曲は「オール・マイ・ラヴィング」「ブラックバード」「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」「メイビー・アイム・アメイズド」「ドライヴ・マイ・カー」「サムシング」「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」「ザ・ナイト・ビフォア」「夢の人」「エリナー・リグビー」「レット・イット・ビー」(順不同)等となっています。

当日競演したジョン・フォガティ(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)のフェイスブックページに、ポールと一緒の写真が掲載されています。

ポール・マッカートニー、娘メアリーの夫が監督した映画のUSプレミアに出席

メアリー・マッカートニーの夫、サイモン・アブドが初めて監督を手がけた劇場用映画『Comes A Bright Day』のUSプレミアが、11月13日にニューヨークのブライアント・パーク・ホテルで開かれました。

会場にはメアリー夫妻のほか、ポール・マッカートニーとナンシー・シェヴェルも姿を見せました。当日の写真および映像は『デイリー・メイル』電子版(11月14日付)で見ることができます。

『Comes A Bright Day』はサイモンが監督・脚本を務めた2011年の作品で、12年6月26日にロンドン・プレミアが行なわれていました。

2012年11月26日 (月)

イベント「ザ・ビートルズ サウンド検証」12月2日開催 LP盤を聴き比べ

「ザ・ビートルズ サウンド検証」の第1回として、ビートルズのLPレコードを聴き比べるトーク・イベントが12月2日に東京・湯島のロック・バー(みち)で開催されます。

11月に発売されたビートルズのリマスターLP(EU盤)とUKオリジナル盤、高音質盤を、当時のアビイ・ロード・スタジオと同様のアルテックのスピーカーで聴き比べ、「リマスターはオリジナルを超えたか!」をディープに検証します。
 
プレゼンターはビートルズ写真家の福岡耕造さん。
ゲストとして川原伸司さん(レコード・プロデューサー)、藤本国彦さん(元CDジャーナル編集長)が出演。
そして、ビートルズのレコードコレクター横野正憲さんが貴重盤を提供します。

この日のバー・メニューには、ジョン・レノンが若い頃好んで飲んでいたビア・カクテル、ブラック・ベルベットも登場します。ブラック・ベルベットを飲みながらビートルズ・サウンドに酔いしれましょう。 

<ザ・ビートルズ サウンド検証>
第1回:リマスターLP、オリジナルLP比較

日時:12月2日(日)午後5時オープン、6時スタート
   イベントは9時終了予定(その後11時まで通常営業)
会場:MUSIC BAR道(湯島駅、上野広小路駅、上野御徒町駅、御徒町駅など)
料金:1,500円(1ドリンク付き)
予約:メールで受付(名前、人数、電話番号を明記してevents@miti4.comへ)
道のブログもご覧ください。
http://miti4.exblog.jp/18203360/


大人のロック!特別編集『ザ・ビートルズ 新時代の響き』
2011年8月6日発売
発行:日経BP社
本体933円 税込980円
福岡さん、川原さん、藤本さん、横野さん全員にご協力いただいた本です。

2012年11月20日 (火)

リンゴ・スターの動画メッセージが更新、テレビアニメの声優に挑戦中の姿も

リンゴ・スター公式サイトの動画メッセージが11月13日に更新されました。

そのなかでリンゴは、2月にオセアニアと日本をツアーすること、『リンゴ2012』に続くニュー・アルバムの制作に入っていること、さらにアメリカのテレビアニメ『パワーパフガールズ』で声優を務めることを明かしました。

『パワーパフガールズ』は1990年代から続いている人気のシリーズで、日本を含む世界各国で放送されています。リンゴが声を担当するのは「ミスター・フィボナッチ」の役で、動画ではその収録風景を少しだけ見ることができます。


ポール・マッカートニーがハリケーン被災者支援コンサートに出演へ

10月29日にアメリカ東海岸を襲い、ニューヨーク州を中心に大きな被害をもたらしたハリケーン「サンディ」の被災者を支援するためのチャリティ・コンサートに、ポール・マッカートニーが出演することになりました。

ポールの公式サイト(11月16日付)およびコンサートの公式サイトによると、公演は12月12日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行なわれ、ポールのほかジョン・ボン・ジョヴィ、ビリー・ジョエル、アリシア・キーズ、ブルース・スプリングスティーン、ロジャー・ウォーターズ、カニエ・ウェスト、ザ・フーの出演が発表されています。

ショーン・レノンによる新作アルバム2タイトルが相次いで日本先行発売

ショーン・レノンが参画した2つのプロジェクトによる新作アルバム2タイトルが、相次いで日本先行発売されます。

11月14日にリリースされた『Alter Egos』は、ショーンの友人であるジョーダン・ガーランドが監督・脚本を務めた同名映画(10月19日にニューヨークでプレミア公開)のサウンドトラック盤。映画の公式サイトによると、ショーンは作曲を担当したほか、「エレクトリック・デス」の役で出演もしています。同サイトではサントラの一部を試聴することができます。

キメラ・ミュージックのウェブサイト(日本語版)によると、『Alter Egos』の日本盤にはボーナストラックが2曲追加されています。

もう一方は、ショーンがアメリカのノイズロック・バンド、ディアフーフのドラマーであるグレッグ・ソーニアと組んだ新ユニット、ミスティカル・ウェポンズのデビュー・アルバム『MYSTICAL WEAPONS』。これは2010年にサンフランシスコのノイズ・ポップ・フェスティバルでオノ・ヨーコ&プラスティック・オノ・バンド(ショーン参加)とディアフーフが共演した翌日に生まれた即興演奏ユニットで、これまでにエクスペリメンタル・ミュージックの会場などで即興ライブを重ね、今回が初めてのスタジオ録音アルバムとなります。発売は11月28日の予定です。

ミスティカル・ウェポンズの演奏は、キメラ・ミュージックのウェブサイトで試聴することができます。

  

    

「ザ・ビートルズ・ライブ・プロジェクト」が始動、映像などの提供を呼びかけ

ビートルズのコンサート・ツアーをテーマにしたドキュメンタリー映像の制作を目指した「ザ・ビートルズ・ライブ・プロジェクト」が始動し、ウェブサイトを通じてライブ映像などの提供を呼びかけています。

これは、カナダのトロントに本拠を置く制作会社OVOW(One Voice One World)がアップル・コーの公認のもと進めているもので、1963年10月16日から66年8月29日にかけて(「ビートルマニア」の造語が生まれてからキャンドルスティック・パークでのツアー終焉まで)のビートルズのライブおよびそれに関連した映像・写真(アマチュアによる撮影も可)や、実際にライブを体験した人の談話などを、世界中から広く募集しています。

プロジェクトの公式サイトによると、募集期間は2012年12月までです。

ビートルズのリマスター・ステレオのアナログ盤が発売、特設サイトや2階建てバスも登場

ビートルズのオリジナル・アルバム全タイトル(『パスト・マスターズ』を含む)のリマスター(ステレオ)のアナログ盤が、『ザ・ビートルズLP BOX』として予定どおり発売されました。

発売に合わせ、ビートルズ公式サイトにはこのアナログ盤の特設サイトが開設されています。アルバム・タイトルのインデックスがLPレコードの背をイメージしたデザインとなっており、収録曲の試聴などができます。

また、アメリカで発売された11月13日には、ニューヨークとロサンジェルスの街中にプロモーションのための2階建てバスが登場しました。

バスの写真はこちらから見られます。11月21日には同じバスがロンドンを走る予定です。

    

2012年11月17日 (土)

ローリング・ストーンズ『クロスファイアー・ハリケーン』 続きはライブで

ローリング・ストーンズ結成50周年公式ドキュメンタリー『クロスファイアー・ハリケーン』(2012年/マーティン・スコセッシ製作総指揮、ブレット・モーゲン監督)。劇場公開に続いてDVD/ブルーレイが発売されます。

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ビル・ワイマンやミック・テイラーを含む歴代メンバーがこの映画のためにインタビューに答え、それをナレーションとして、初公開を含むアーカイブ映像や写真でストーンズの歴史をふりかえるという構成。まあ、1本の映画で50年の軌跡は完全網羅できませんよね。大きな事件(逮捕劇やブライアン・ジョーンズの脱退など)を追いながらストーンズの分岐点を探っていくという流れです。

おそらくは、久々にライブを始めるにあたって、みんなが知りたいようなできごとを紹介して、若いファンにもストーンズの大まかな歴史を知ってほしいという意図なのかな。続きはライブ会場で!ということでしょうか。ビル・ワイマンの脱退に関する話も出てこなかったあたり、希望的観測としてささやかれている「ビルが戻ってくるんじゃないか」説を思い出したり…。

チャーリー・ワッツのひょうひょうとした佇まいがいいです。そう思ったからか、ドラムの音がよく聞こえる気がします。

予告編でも見られる「ビートルズは白い帽子、ストーンズは黒い帽子」という比喩はその後もキーワードとして出てきます。この映画やストーンズの新曲についてもビートルズのデビュー50周年関連の発表が一段落したころにアナウンスされたので、今でもちゃんと連携してるなーと思いました。

11月7日のジャパン・プレミアではミック・ジャガーとキース・リチャーズから日本のファンに向けたメッセージも見られましたが、これはDVD/ブルーレイの日本盤限定特典映像として収録されます。

日本では11月17日(土)から期間限定で劇場公開されます。特別映像を含めて120分の予定。
上映劇場(全国20館)はこちらでご覧ください。
http://www.liveviewing.jp/rollingstones/pc/

Crossfirehurricane

from 淡路和子

    

DVD/ブルーレイ『クロスファイアー・ハリケーン(CROSSFIRE HAURRICANE)』日本限定盤+US盤ボーナス7曲追加ヴァージョン
2013年5月15日発売
ワードレコーズ

    

    

DVD/ブルーレイ『クロスファイアー・ハリケーン(CROSSFIRE HAURRICANE)』
2012年12月19日 日本先行発売
ワードレコーズ

2012年11月13日 (火)

ポール・マッカートニーがデヴィッド・フロストのインタビュー番組に出演

 11月9日に放送された衛星放送アルジャジーラ英語版の新番組『ザ・フロスト・インタビュー』にポール・マッカートニーが出演しました。

 これは、1960年代からビートルズのメンバーへのインタビューを数多く行なってきたデヴィッド・フロストによる番組で、フロストが毎週、世界各地に出向いて各国の政治家や文化人に話を聞くというもの。ポールはその第1回のゲストとして登場しました。

 収録が行なわれたことはすでに10月11日付の『ラジオ・タイムズ』電子版で報じられ、内容についての概要は10月27日付の『オブザーバー』電子版などで紹介されています。

 1時間近くにわたるインタビューを収めた放送は、番組のウェブサイトで全編を視聴することができます。

 日本のメディアでは「ビートルズを解散させたのはオノ・ヨーコじゃない」の発言の部分だけが大きく取り上げられましたが、それは全体から見るとほんの一部にすぎず、実際のインタビューはポールの生い立ちから現在までを俯瞰したものとなっています。

 基本的にこれまで語られてきた話が中心ですが、ジョン・レノンとのソングライティングのことから始まり、少年時代の音楽体験、弟と2人での初舞台、母の死、ビートルズ初期のレコーディング、ビートルマニア時代から解散まで、妻リンダとの出会いと別れなどが、ビートルズ時代をはじめとするさまざまな関連映像を交えながら紹介されていきます。

 ビートルズ解散ついては「ヨーコではなくアラン・クラインが原因」と述べ、「亡くなった人を悪く言いたくないけど…」と断りながらも、クラインの写真に向かってパンチをする仕草も。
 リンダの闘病については、医師から内密に「余命1年半」と告げられていたことなどを明かしました。

 最後に1964年のBBCテレビ『ア・ディグリー・オブ・フロスト』におけるポールへのインタビュー映像が登場し、「ポール・マッカートニーの引退は2010年」と予想した当時のフロストのコメントにポールは大笑い。インタビューのあとには「マイ・ヴァレンタイン」と「レディ・マドンナ」の弾き語りが披露されました。

2012年11月12日 (月)

『ザ・ビートルズ 人物大事典』 ビートルズという小宇宙で人々がいかに輝いていたのか

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『ザ・ビートルズ人物大事典』がようやく完成しました。
本書では、ビートルズの磁力にひき寄せられた多くの人々が織りなす「ビートルズという名の小宇宙」での出会いとそこで置きた魔法のような出来事を可能な限り集め、その小宇宙の全貌にせまろうとしてみました。絞りに絞っても、ヒルトンホテルのスイートルームのバスタオルのように、絞りきることはできずに、最終的に取り上げた人物は1013人にのぼりました。

できれば取り上げたかったという人はもっともっとたくさんいますが、これだけの規模の人物事典はおそらく世界初でしょう。まあ、それがどうしたと言われればそれまでなのですが、これだけの人物が一冊に集まると、とてもとても大きな声になって、企画構成時の思惑をはるかに超えたビートルズの小宇宙がみえてきた気がしています。

歴史というのは、知らぬ間に主役たちやメインキャストだけの物語になりがちですが、本書ではこれまでのビートルズ物語ではまるでエキストラが演じる通行人のようでしかなかった人々ひとりひとりが、それぞれの項目では主役となって登場し、ビートルズという小宇宙でいかに輝いていたのかを知ることができるという、これまでにないユニークなビートルズ物語になったのではないかと思っています。

タイトルにある1000+の「+」は、ビートルズを聞き続けることでビートルズの小宇宙の住人のひとりになっている、ぼくやあなたや、彼や彼女や、息子や娘たち、ひとりひとりとビートルズとの物語だったりします。

パート1では、まずプロローグで本書のコンセプトをまとめ、ファミリーツリーや相関図を駆使して、メンバー4人の人脈、6つの時期に区分して人脈でたどるビートルズ史、曲に登場する人/楽曲でつながりを持つ人、音楽以外でビートルズを触発した人、ビートルズの遺伝子を受け継ぐ者たちなど、様々な視点から人物でたどるビートルズの世界をわかりやすく図解して描いています。

パート2では、ビートルズと深く関わった1013人を厳選して、可能な限り、最新データに基づいて紹介しています。ビートルズとの関わり方を把握しやすくするために、それぞれの人物の仕事や特性をカラーで分類し、ビートルズとの関連をアイコンで示しています。また、それぞれの人物に関連する作品やそのジャケットなども可能な限り紹介しています。ビートルズと1013人の人々との出会いと、そこから生まれた作品などについて、じっくりとお楽しみください。
おまけに、紹介したかった人リストも少しだけつけちゃいましたので、興味のある方は調べてみてください。

パート3では、サマーフェス出演のために来日していたベラキスにインタビュー。リンゴのことザックのことをはじめ、彼らの音楽性についてたっぷりと語ってもらいました。写真はビートルズ写真家の福岡耕造撮りおろしです。

隅々までぎっしり情報が詰まった、現時点では世界でもっとも充実したビートルズ人物大事典をお楽しみください。

From 広田寛治

大人のロック!編『ザ・ビートルズ 人物大事典』
2012年11月19日発売
発行:日経BP社
本体1,800円 税込1,890円

もくじ
●PART 1
◎人でたどるビートルズという名の小宇宙
プロローグ/ビートルという小宇宙を創造した7人の男たちの出会いの物語
◎人脈でたどるメンバーの歩み
ジョン・レノン
ポール・マッカートニー
ジョージ・ハリスン
リンゴ・スター
◎人脈でたどるビートルズ史
1956−1960ビートルズ誕生
1960−1962レコードデビュー前夜
1963−1964ロンドン時代
1964−1965アメリカ〜世界時代
1966−1968レコーディング時代
1968−1970ソロ活動期
◎人物でたどるビートルズの世界
曲に登場する人、楽曲でつながりを持つ人
音楽以外でビートルズを触発した人
ビートルズの遺伝子を受け継ぐ者たち

●PART 2
ザ・ビートルズ人物大事典
◎1000人+/ビートルズとともに小宇宙を創った1013人を紹介
◎未掲載者リスト
◎英文索引

●PART 3
◎スペシャル・インタビュー
ビートルズと60〜70年代サウンドの遺伝子を受け継いだ初の第3世代バンド/ベラキスBELAKISS
◎ビートルズ情報2012−2013

2012年11月 9日 (金)

「ビートルズの軌跡」文藝春秋グラビア 新旧の写真でたどる足跡

月刊『文藝春秋』12月号に「ビートルズの軌跡」と題して、写真家・福岡耕造さんの写真と文による全13ページのグラビア記事が掲載されました。

1980年代なかばからビートルズゆかりの地を撮っている福岡さん。ここに載っている写真だけでも、リバプール、ハンブルク、ロンドン、東京、ニューヨークを巡ることができます。

「レコードデビュー50周年」と銘打った記事ですが、実際はデビュー前のゆかりの地から始まります。
ジョン・レノンが生まれた産院、キャバーン・クラブやペニー・レインの標識、ジョンとポール・マッカートニーが出会った教会、クオリーメンが出演したカスバ・クラブ、ジョンのアルバム『ロックン・ロール』のジャケットに使われたハンブルクのドア前、ハンブルクで出演したクラブ、アビイ・ロード・スタジオの屋内外、アップル・ビルの屋上、来日時にビートルズが宿泊したホテルや武道館公演、『エド・サリヴァン・ショー』に出演したスタジオ、そしてダコタ・アパートメントとセントラル・パーク。

近年の写真とビートルズ現役時代の写真を対比させたページもあり、興味深い構成です。

福岡耕造公式サイト:
http://www.fukuokakozo.com/

『文藝春秋』2012年12月号
2012年11月9日発売
発行:文藝春秋
本体819円 税込860円

2012年11月 5日 (月)

「フェルメール 光の王国展」 ギターを弾く女とポール・マッカートニー

Vermeer

画家ヨハネス・フェルメールが残した絵画全37点をリ・クリエイト(再創作)した作品を展示し、そのなぞを解き明かす展覧会「フェルメール光の王国展」が開催されています。


音声ガイドでは、俳優の小林薫さんがフェルメール役、宮沢りえさんがその娘役としてナレーションを担当しています。
「ギターを弾く女」の音声解説では、ポール・マッカートニーがロンドンの美術館ケンウッド・ハウスを訪れて、この絵の前でじっくり鑑賞していたというエピソードが紹介されます。この展覧会を監修している分子生物学者・福岡伸一さんがケンウッド・ハウスで聞いてきた実話だそうです。

ポール自身も絵を描きますし、この作品から音楽的にも何らかのインスピレーションを得たかもしれませんね。

フェルメールには楽器を題材にした作品が多いので、絵画に詳しくなくても音楽好きの方は楽しめるのではないでしょうか。本物のフェルメール作品も来日していますが、デジタル画像技術による再創作であっても、こうして作品の背景を聴きながら鑑賞できるのは、おもしろい試みだと思いました。

2012年1月20日から始まったフェルメール・センター銀座では会期延長となり、「光の王国展2」が11月30日(金)まで開催。最終日まで音声ガイド貸出料がキャンペーン価格(500円)です。
http://www.vermeer-center-ginza.com

夏の秋田展など少しずつ巡回しており、このあとは、そごう広島店本館で11月6日(火)から14日(水)まで催されます。
http://www2.sogo-gogo.com/wsc/514/N000048580/0/info_d

from 淡路和子

 


 

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