『MUSIC LIFE ゲット・バック・プロジェクトの全貌』が2月17日に発売。
『ザ・ビートルズ:Get Back』と『レット・イット・ビー』スペシャル・エディションを多くの方が楽しめるように、硬軟織りまぜ、さまざまな視点から作品を読み解きました。
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巻頭グラビアでは、ゲット・バック・プロジェクトが公式発表された2019年から2021年までのビートルズ・シーンを、写真を軸に振り返ります。2022年のリリース情報も紹介しています。
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●パート1 ザ・ビートルズ:Get Backを読み解く
タイム・カプセルから飛び出した「笑顔」の意味を問い、音と映像で蘇るビートルズ史の深層を紐解く大特集。いろいろな角度と視点から新しい作品誕生の過程や作品の見どころ聴きどころなどをまとめました。
まずは作品完成までのドキュメントを、次の視点でたどります。
①発表から公開までの3年間に及ぶ流れを整理
②監督の発言でたどる構想から完成までの変遷
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ここに感動!作品の感じ方は十人十色ということで、10人のビートルズ・フリークのみなさんに『ザ・ビートルズ:Get Back』の見どころを紹介してもらいました。登場順に、杉真理さん、藤田朋子さん、斎藤誠さん、成瀬英樹さん、白木哲也さん、難波弘之さん、パウロ鈴木。さん、Mihowellさん、河谷仁さん、小川修身さんです。
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『ザ・ビートルズ:Get Back』を7つの視点から整理しています。
👀視点1⃣ 公式本との比較 公式本も映像版と同じくセッションのようすを日付ごとに紹介していますが、収録内容は異なり、両者はそれぞれを補完する関係にあります。
👀視点2⃣ ゲット・バック・セッションの13人 このセッションの中心にいたメンバー4人に、ビリー・プレストン、マイケル・リンジー=ホッグ、グリン・ジョンズの3人を加えた7人にとって、このセッションがどんな意味を持ち、そこでどんな役割を演じたのかを、7色の虹にたとえながら考えました。さらに、このセッションを常に優しい笑顔で見守っていたジョージ・マーティン、マル・エヴァンズ、オノ・ヨーコ、リンダ・イーストマン、パティ・ボイド、モーリーン・スターキー、この6人の役割や「笑顔」の意味も。
👀視点3⃣ 演奏曲から読み解くセッションの全貌 このセッションで演奏された名曲たちの来し方行く末をスッキリと整理しました。
👀視点4⃣ 創作手法から読み解く新たなサウンド誕生の過程 ビートルズがこのセッションを通じて、いかにして史上最高のロック・バンドに進化を遂げたのか、サエキけんぞうさんが探ります。
👀視点5⃣ スタジオと屋上に置かれた楽器と機材から読み解く このセッションでビートルズとビリー・プレストンが使った楽器たちを整理しました。
👀視点6⃣ ファッションで読み解く 4人のクローゼットを想像させるファッション メンバー4人のファッションを中心に、ジョージ・マーティン、ビリー・プレストン、グリン・ジョンズ、マル・エヴァンズ、ニール・リッチモンドの注目点、そして『ザ・ビートルズ・スタイルブック』をコラムにまとめました。
👀視点7⃣ 覆された定説と新たな解釈 新たに判明したさまざまな事実を挙げながら、書き換えられた定説と新たな解釈を提示します。
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パート1最後の「映像版『ザ・ビートルズ:Get Back』鑑賞メモ」では、あまりに長すぎる作品の流れをつかむために、日々の主要な出来事や演奏曲をコンパクトに整理しました。
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また、「劇場公開を予感させたジャパン・プレミア」と「配信をサラウンドで楽しむ方法」をコラムでレポートしています。
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●パート2 『レット・イット・ビー』50周年盤徹底検証2021年に発売された『レット・イット・ビー』スペシャル・エディションの6形態を概観し、収録内容を徹底検証しました。
①ニュー・ミックス徹底検証
新旧ミックスの比較と聴きどころ
②アウトテイク徹底検証
80時間以上に及ぶ音声からのセレクション
③ゲット・バック徹底検証
アルバム『ゲット・バック』をめぐる紆余曲折
④ブルーレイ徹底検証
ステレオ・ハイレゾの響き方
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●「ザ・ビートルズ年鑑」
年鑑を3年ぶりに掲載し、2019年から2021年まで各年の事件簿と年譜、主な音楽映画作品をまとめています。
ビートリーな楽曲を発表するシンガー・ソングライターで、映画『ビートルズと私』の監督でもあるセス・スワスキーに独占インタビューしました。逸話のひとつひとつがおもしろいので、音楽とともにお楽しみください。
また、『ジョン・レノン&オノ・ヨーコ プレイボーイ・インタヴュー1980完全版』の訳者あとがき的なレビューを掲載しています。
SHINKO MUSIC MOOK
『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ ゲット・バック・プロジェクトの全貌』
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント 本体1,700円
B5判 144ページ
2014年出版の『ナイアガラに愛をこめて 大瀧詠一ルーツ探訪の旅』の増補改訂版が4月12日に発売となりました。はっぴいえんど、大滝詠一ソロ、提供曲、プロデュース作品などの大瀧/大滝さんの作品のルーツを探り解説する単行本です。
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ロックンロールとエルヴィス・プレスリーに始まり、項目ごとにルーツとなる楽曲やアルバムを左ページに掲載、その影響が表れた大瀧作品やナイアガラ・レーベル作品が右ページに掲載という構成になっています。たとえばパート7では、メリー・ホプキン「グッドバイ」→薬師丸ひろ子「すこしだけやさしく」といった具合に。
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著者・木村ユタカさんが最新研究をふまえて各項目を増補改訂しているほか、新たに加わったパート11では、1981年に『サウンドレコパル』(小学館)の連載企画「私の100枚」で大滝さんが選んだアメリカン・ポップスのレコードをすべて紹介。ジャケットまたはレーベルもカラーでお楽しみください。
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コラムでは、ラジオDJや研究家としての一面など、番外篇で大滝さんの魅力を知ることができます。
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ルーツを知ればよりいっそう楽しめるナイアガラ・サウンド。オールカラーとなり、事典としても使いやすくなりました。
好評のカバー・イラストも含め、ナイアガラ愛にあふれた一冊です。
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フロム・ビーは増補改訂版のみ編集を担当しました。
『ナイアガラに愛をこめて 大瀧詠一ルーツ探訪の旅 増補改訂版』
木村ユタカ著
2021年3月25日発売
発行/シンコーミュージック・エンタテイメント
本体2,500円
A5判 240ページ オールカラー
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【目次】
Part 1⃣
Rock’n’Roll, Elvis Presley
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編① ラジオDJ=イーチ大滝の魅力 前篇
Part 2⃣
Aldon~Screen Gems, Teenage Idol Pops
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編② ラジオDJ=イーチ大滝の魅力 後篇
Part 3⃣
Phil Spector’s Wall Of Sound
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編③ 山下達郎との貴重なスタジオ・ライヴ
Part 4⃣
Surfin’ & Hot Rod, The Beach Boys, Rock Instrumental
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編④ 自ら監修したリイシュー企画・洋楽篇
Part 5⃣
Chorus Group, The 4 Seasons, Doo Wop
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編⑤ 自ら監修したリイシュー企画・邦楽篇
Part 6⃣
Rhythm & Blues, New Orleans
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編⑥ 日本のポップスはどこからきて、どこへと向かうのか?
Part 7⃣
Liverpool Sound, The Beatles, Joe Meek, UK Pops
[column]大瀧詠一ルーツ探訪の旅・番外編⑦ 日本音楽以外の多彩な趣味~映画カラオケ
Part 8⃣
Buffalo Springfield, Swamp Rock, Soft Rock, Singer Songwriter, Soft Rock
[column] マイ・ナイアガラ・メモリーズ 前篇 YMOから『ロング・バケイション』へ
Part 9⃣
Country & Western, Jazz, Popular Standard
[column]マイ・ナイアガラ・メモリーズ 中篇 松田聖子とヘッドフォン・コンサート
Part 1⃣0⃣
Japanese Pops, Crazy Cats
[column]マイ・ナイアガラ・メモリーズ 後篇 僕の人生を変えた『ゴー!ゴー!ナイアガラ』
Part 1⃣1⃣
Eiichi Ohtaki’s American Pops 100 Selections
[column]マイ・ナイアガラ・メモリーズ OMAKE篇 最初で最後の〈大滝詠一ライヴ体験〉
Part 1⃣2⃣
Eiichi Ohtaki & Niagara Discography
「ジョン・レノン魂の叫びと日本の心 未発表アウトテイク集」と題して、文藝別冊・KAWADEムック『ジョン・レノン フォーエバー』の刊行記念イベントが11月3日に開催されます。
このムックをさらに深く掘り下げる形で、メイン・テーマであるジョン・レノンと日本との交流を、関連写真や音源を交えながら紹介します。また、ジョンの名曲をウクレレの生演奏でお届けします。出演はフロム・ビーの広田寛治と、写真家の福岡耕造さん、ミュージシャンで翻訳家の松田ようこさん。
<ジョン・レノン魂の叫びと日本の心 未発表アウトテイク集> 日時:2020年11月3日(火・文化の日)午後1時30分開場/2時開演 ※3時50分終演予定
会場:BAG ONE(東京都渋谷区松濤)
料金:チケットは以下の3種があります
●来場チケット1500円(税込)
※ムックをお買い上げいただいた方に福岡耕造撮影/ジョン・レノンゆかりの地の写真(ポストカード・サイズ)をプレゼント(すでにお買い上げの方は会場にお持ちください)
●配信チケット1500円(税込)
●ムック+特典付配信チケット3400円(税・梱包発送料込)
※特典は福岡耕造撮影/ジョン・レノンゆかりの地写真(ポストカード・サイズ)
チケット申込はこちら↓で11月3日午前11時まで受付(コンビニ/ATMでのお支払いは11月2日まで)
https://john-lennon-forever.peatix.com
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《プログラム》
オープニング/ウクレレで聴くジョン・レノン①🎵
テーマ1⃣ 世界のジョン・レノンゆかりのレア地巡り
アルバム『ロックン・ロール』撮影地、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のプロモ映像撮影地、ニューヨークのジョンとメイ・パンが暮らしたアパートなど。
テーマ2⃣ ジョンとポールの作品における日本民謡の影響聴き比べ
星加ルミ子の証言とジョージ・マーティンの証言を検証しながら、ジョンとポールの作品における日本民謡の影響を実際の音源で聴き比べます。
ウクレレで聴くジョン・レノン②🎵
テーマ3⃣ ゆかりの地潜入スクープ!
普段は入れない武道館内部、今はなきヒルトンのスイートルーム内部などをより詳しく紹介。さらに、今となっては誰も入れないあの場所の内部も紹介します。
テーマ4⃣ ジョンの作品・人生にみる日本文化の影響
俳句、禅画、歌舞伎、日本食、日本の風習などを通して、ジョンの人生や作品をとらえ直します。
さまざまなアウトテイク・トークをお楽しみください。
ウクレレで聴くジョン・レノン③🎵
※内容が一部変更となることもあります。
登壇者プロフィール
広田寛治(ひろた かんじ)
山梨県立大学講師などを経て、作家・現代史研究家。1980年12月9日、ジョン・レノンの死を機にビートルズをテーマにした執筆活動を開始。河出書房新社の文藝別冊ロック・シリーズ、シンコー・ミュージックのムック版『MUSIC LIFE』、日経BP社の『大人のロック!』などを執筆・編集・監修。主な著作に『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』(河出書房新社)、『ビートルズ学入門』(新潮社)、『ビートルズ』(講談社)など。
今回のムックでは監修・編集を担当した他、巻頭グラビア、「ジョン・レノンと日本の交流史」、「ジョン・レノンが歩いた日本」の解説などを担当。
福岡耕造(ふくおか こうぞう)
写真家、映像作家、プロデューサーであり、広告、出版の撮影を数多く手掛けると同時に、ビートルズ研究家というもう一つの顔も持ち、とりわけ世界でも有数のビートルズゆかりの地探訪者。ビートルズ関係の著書にリリー・フランキーとの共著『ビートルズの旅』、『ビートルズ、追憶の彼方』、『ビートルズがきこえる…』などがある。
今回のムックでは、「ジョン・レノンが歩いた日本」の撮影と取材記を担当。
松田ようこ(まつだ ようこ)
ウクレレ・ミュージシャン、ウクレレ・スクール講師として活動するかたわら、音楽ライター、翻訳家としても活躍。翻訳書に『キャロル・キング自伝 ナチュラル・ウーマン』、共訳にマーク・ルイソン『ザ・ビートルズ史 誕生』など多数。ウクレレ・ミュージシャンとしてはソロCD『風のとおりみち』をリリースするほか、ウクレレ&ギター奏者おもたにせいじとのウクレレ・デュオOMO YOKO(おもようこ)としてライブ&配信活動。また『リラクシング・ハワイアン・イン・リラックマ・カフェ』等複数の企画CDに参加している。
今回のムックではジョン・レノンとジュリアン・レノンのインタビュー翻訳を担当。
«大人のロック!『プレイリストで聴くビートルズ』Play the Beatles by Playlists〜『アビイ・ロード』50周年盤検証も掲載
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