フロム・ビーの関係者

  • 広田寛治
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2014年5月25日 - 2014年5月31日

2014年5月28日 (水)

ジョージ・ハリスン製作総指揮、映画『ウィズネイルと僕』再上映

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ジョージ・ハリスンが設立した製作会社ハンドメイド・フィルムズの映画『ウィズネイルと僕』が、日本で23年ぶりに劇場公開されています。1991年に東京・吉祥寺の映画館バウスシアターの配給で限定的に上映されたきりビデオも未発売でしたが、同館の閉館にあたり縁のある作品として再上映、続いて全国各地でも上映されることになりました。

物語の舞台は69年のイギリス。ロンドンで同居する売れない役者のウィズネイルと僕が、息抜きのつもりで出かけた田舎で直面するハプニングを描いています。

脚本と監督をつとめたブルース・ロビンソンの半自伝的作品と言われ、メジャー映画のような結論のある物語ではありませんが、それでもスリリングでおかしくて危なくて、ダメダメな二人がだんだんかわいく思えてきます。実際のロビンソンは俳優をあきらめ、『キリング・フィールド』(84年)の脚本を手がけ、『ウィズネイルと僕』で初監督。次にはやはりハンドメイド・フィルムズの映画『広告業界で成功する方法』(89年)の脚本と監督をつとめます。

劇中、ビートルズのジョージ作品である「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」(原曲)の一部が使われています。音楽にはほかにキング・カーティスによる「青い影」、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの「見張り塔からずっと」「ブードゥー・チャイル」など。ウィズネイルと僕の不在中ロンドンの部屋に勝手に住み込んでいた男がマントラのような歌を唱えるところもジョージを連想させます。

スペシャル・プロダクション・コンサルタントとしてリチャード・スターキー(リンゴ・スター)が名を連ねているので、エンドロールにも注目を。

シェリーなど買って帰ってパンフレットを読んで復習しよう。ハンドメイド・フィルムズ作品の公開が続くことを願いつつ。

from 淡路和子

  

  

ウィズネイルと僕(WITHNAIL AND I)
1987年イギリス/製作総指揮:ジョージ・ハリスン、デニス・オブライエン/監督・脚本ブルース・ロビンソン/主演リチャード・E・グラント、ポール・マッギャン
2014年5月3日~5月31日/東京・吉祥寺バウスシアターで上映
以降全国順次公開(東京・六本木、大阪、名古屋、札幌、金沢ほか)
*フィルム上映とデジタル上映で日本語字幕が異なります
パンフレット:2014年5月3日発行(700円)
公式サイト:w-and-i.com/

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2014年5月26日 (月)

大人のロック!特別編集『ジョージ・ハリスン 至福のサウンド』 ビートルズからソロ、ウィルベリーズまでの全活動

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ビートルズがバンドとして活動していた1960年代から50年という区切りの年代を迎え、2013年にはリンゴ・スター、ポール・マッカートニーが相次いで来日、ビートルズのメンバー4人それぞれのソロ活動にも大きな注目が集まり、ジョージ・ハリスンの活動と作品にも熱い視線がそそがれています。そして、ジョージの全活動と全作品をまとめた一冊がついに、『大人のロック!』特別編集のムックとして5月26日に発売されました。

プロローグでは、中村雅俊さん、仲井戸麗市さん、2丁拳銃の小堀裕之さんそれぞれにジョージに対する思いを語っていただき、ジョージのさまざまな顔を浮き彫りにしています。これからジョージに入門する方は「早わかりジョージ」からどうぞ。

パート1はスタジオ・レコーディング編で、オリジナル・アルバムとシングルのガイド。ビートルズ時代、ソロ、トラヴェリング・ウィルベリーズ(一応覆面バンド)の作品を総まとめ。

パート2はライブ・パフォーマンス編で、ビートルズからソロ時代まで実演の記録をたどります。歴史に残るバングラデシュ難民救済コンサート、波乱のアメリカ・ツアー、もちろん感動の日本公演、飛び入りしたライブも。

パート3は関連全作品編。書籍や映像作品、関係した映画作品、プロデュースした作品、レコーディングに参加した作品、コラボレーションなど。

パート4は公式発表全曲・全バージョン完全ガイド。映像作品も含めた公式音楽全作品を、ミックス違いやテイク違い、デモ録音やライブ録音等の別バージョンも含め、世界初の全曲全バージョンを解説しています。

すべて書き下ろしです。

大人のロック!特別編集『ジョージ・ハリスン 至福のサウンド』
2014年5月26日発売
発行:日経BP社
本体1,400円
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2014年5月25日 (日)

『ザ・ビートルズ BBCアーカイブズ1962-1970』 30年の歳月をかけてまとめられたラジオ・テレビの記録

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デビューから解散まで、ビートルズが出演したBBCラジオ・テレビの記録を集大成した豪華本『ザ・ビートルズ BBCアーカイブズ1962-1970』。日本語版が5月に発売されました。

著者はBBCのプロデューサーで、ビートルズのアルバム『ライヴ・アット・ザ・BBC』シリーズで知られる研究者のケヴィン・ハウレット。BBCの保管庫に眠っていた資料を30年をかけてまとめたもので、詳細な解説、ビートルズが番組に残したインタビュー、資料、貴重な写真で構成されています。ラジオ番組での軽妙な会話から、作品への真摯な思いを語る発言まで、BBCアルバムには未収録の秘蔵インタビューなどたいへん興味深いものです。

BBCに保管されていた音源や映像から掘り起こされた本邦初公開の第一級資料を収録。さらに、デビュー前にBBCに送られた履歴書やオーディションの成績表などの資料8点が復刻され、特典として付いています。

ラジオ・テレビ出演はレコーディングやライブに匹敵する音楽活動であり、ビートルズの音楽活動や足跡を知るためにとても有効な一冊です。
BBCアルバムを聴きながらお楽しみください。

  

『ザ・ビートルズ BBCアーカイブズ1962-1970』
THE BEATLES: THE BBC ARCHIVES 1962-1970
2014年5月17日発売
発行:河出書房新社
ケヴィン・ハウレット著
訳:山川真理、吉野由樹、松田ようこ
監修:広田寛治
B4変型、ハードカバー函入り、336ページ、オールカラー、特典付き
本体12,800円

CONTENTS
はじめに
1962:ヒア・ウィ・ゴー 初めて電波に乗る
1963:ポップ・ボー・ザ・ビートルズ 斬新なトークで魅了
1964:トップ・ギア 飛ぶ鳥を落とす勢い
1965:ザ・ビートルズ・アブロード ラジオ・セッションの終焉
1966:アット・ザ・フォノグラフ ソロでの出演へ
1967:ホエア・イッツ・アット テレビで世界をひとつに
1968:リリース 激動の時代のメッセージ
1969:シーン・アンド・ハード 4人のビートルの声
1970:ザ・ビートルズ・トゥデイ 夢は終わったのか
フロム・アス・トゥ・ユー 演奏曲の全貌
ビートルズのBBCラジオ・セッションの録音
BBC関連音音源の収録盤
参考文献
索引

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