フロム・ビーの関係者

  • 広田寛治
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2012年10月7日 - 2012年10月13日

2012年10月11日 (木)

映画『マジカル・ミステリー・ツアー』 意外とみんな演技しています

ビートルズのレコード・デビュー50周年の当日である10月5日のイベントが映画『マジカル・ミステリー・ツアー』(1967年)の劇場公開というのはなんだかチグハグな感じもしましたが、とにかく行ってきました。
限定上映のためかTOHOシネマズの入口前には『マジカル』の写真もなくて、ちょと寂しい。

Img_1379

天井の高い劇場で大音量とともに観られるのはうれしいのですが、特別料金2000円は高いですねー。これじゃ若い人たちが行きにくいじゃないですか。と思っていましたが、渋谷では20代と思われる観客もけっこう多く見受けられ、若い人ほどポップコーンやドリンクを手に席に着いていたのでした。とはいえ、せめて各種割引が摘要されたら満席になったのでは。

そんな声が聞こえたのか、10月18日(木)にワーナー・マイカル・シネマズでの上映が追加され、今後は1500円になるそうです。上映館はこちらで。
http://www.warnermycal.com/cinema/info/l3/Vcms3_00008666.html

さて、今回上映されたのは、メイキングと本編と共演者の紹介。本編以外はDVD/ブルーレイのスペシャル・フィーチャーズとして収録されている特典映像です。検閲前のストリップ・シーンもありましたが、PG12とかじゃなくてよかったのでしょうか。さすがにそこまで若い客はいなかったと思いますが。

この映画の撮影が行き当たりばったりだったという話は知られていますが、あらためて観て思ったのは、意外とみんなちゃんと演技していること、意外とつじつまの合うように作られていること(ヴィクター・スピネッティの場面とか)。「映画のプロがいなくて支離滅裂だった」とも言われましたが、役者や編集のプロはいたんですよね。

そして、「ユア・マザー・シュッド・ノウ」の場面のジョンがかなりふざけている!1963年の「ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス」のステージで異様にかしこまった顔を見せるジョンから変わっていない。子どもの頃から変わっていないのかもしれない。

特典映像を観て知ったのは、短期間で作ったにしてはすごーく大勢の人を巻き込んでいたこと、その割にだいぶカットされていたこと。DVDを買ってまずトラフィックの場面を観ましたが、若くて初々しい。

そういえば、星加ルミ子さんが67年にロンドンに取材に行ったのはちょうど『マジカル・ミステリー・ツアー』のサウンドトラックをレコーディングしていた最中で、ビートルズ以外にトラフィックなども取材していました。デイヴ・メイソンが「ステージに出るときも裸なんですか」と質問されたのもこの時期だったのか。

DVD/ブルーレイおよびデラックス・エディションは日本でも10月10日に発売されました。おうちで観るときはスパゲティなど食べながらどうぞ。

『マジカル・ミステリー・ツアー』特集サイトも立ち上がってます。
http://www.magicalmysterytour.com

from 淡路和子

    

ザ・ビートルズ
『マジカル・ミステリー・ツアー(MAGICAL MYSTERY TOUR)』
2012年10月 イギリス、アメリカ、日本発売
Apple Films Ltd.

2012年10月 9日 (火)

文藝別冊『ジョン・レノン その生と死と音楽と』 ジョン・レノンからの99のメッセージ

2010年にジョン・レノン生誕70年・没後30年にあたって出版されたムックですが、永く読んでいただけるものとしてお届けしています。さまざまな視点から、ジョンの40年の人生とそこから生まれた音楽を問う一冊です。

book

ジョンからのメッセージを凝縮した巻頭カラーグラビアを皮切りに、これまでの常識を覆す日本初公開インタビュー、ジョンの生きざまと作品との関係を切口にした対談とバイオグラフィ、バミューダでのジョン最後の夏~最後の1日までを追った詳細なドキュメンタリー、そしてジョンが残してくれた作品解説と全曲解説、さらにはダブル・ファンタジーの花に関する情報、ジョンをテーマにした版画や写真作品も紹介しています。

ジョンの生涯と作品をじっくりふりかえっていただければと思います。

from 広田寛治

book

1973年のジョン・レノン・ロング・インタビュー(イギリスの音楽誌『メロディ・メイカー』より)を日本で初公開。ちょうどアルバム『マインド・ゲームス』を完成させたジョンは、オノ・ヨーコと別居したばかりの頃の本音を語り、元ビートルズのメンバーとの関係も含め、驚くほど率直に胸の内を明かしています。愛と平和のアイコンではなく、一人の人間として、一人のミュージシャンとして生きようとしていたジョン・レノンの姿が浮かび上がってくる内容です。

銅版画家の山本容子さん、写真家のエドワード・レビンソンさんにそれぞれジョンに関する作品と、そこに込められた思いを寄せていただきました。

土屋昌巳さんと井上貴子さん(大東文化大学教授)の対談のほか、インタビューで園芸家の柳生真吾さんに語っていただいています。

音楽作品についてはサエキけんぞうさん、安田謙一さん、黒沢秀樹さん、藤本国彦さんなどに執筆していただきました。

巻末には「ジョン・レノンからの99のメッセージ」として公式録音曲全曲を掲載。

2000年の文藝別冊『ジョン・レノン』から写真も一新して新たな誌面となっています。世界が涙に濡れたジョン・レノン最後の一日、そして受け継がれるジョンの魂のドキュメントを加筆修正し、バミューダで過ごしたジョン最後の夏の項を加えました。

目次は河出書房新社の詳細ページで見ることができます。

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309977393/

文藝別冊『ジョン・レノン その生と死と音楽と』

2010年10月5日発売

発行:河出書房新社

本体1,143円 税込1,200円

こちらは2000年の文藝別冊『ジョン・レノン』。表紙とグラビアは篠山紀信さんによる秘蔵写真。重版はありませんが、古本が出ています。


文藝別冊『ジョン・レノン』

2000年10月5日発売

発行:河出書房新社

本体1,200円 税込1,260円

2012年10月 7日 (日)

BEATLES BOOK FAIR/星加ルミ子トーク&サイン会

ビートルズのデビュー50周年記念として、シンコーミュージック・エンタテインメントのBEATLES BOOK FAIRが10月1日から東京・六本木のTSUTAYA TOKYO ROPPONGIで開催されています(10月14日までの予定でしたが、10月30日まで延長)。

10月6日(土)には、同店の1階で元『ミュージック・ライフ』編集長の星加ルミ子さんのトーク&サイン会が催されました。

1965年に初めてビートルズの会見、66年のアメリカ・ツアー同行の逸話を中心に、来場者からの質問に答えて、67年にスタジオ・レコーディングに立ち会ったとき、77年にジョン・レノンとオノ・ヨーコが日本で記者を招いたプライベートなパーティに参加したときの逸話も披露。

半信半疑だったビートルズとの独占会見に成功したのも、情報の少ない時代になにも知らずに飛び込んでいったのがよかったのではないか、今の時代にもたまにはインターネットから離れて外へ出てみたら?という提言もありました。

観覧席には、星加さんとともに数々の取材で写真を手がけてきた長谷部宏(コウ)さんの姿も。長谷部さんがいかにアーティストたちから好かれていたかという星加さんの話に、拍手が送られました。

Shinko_john_2

トークのあと、サイン会のためエスカレーターを上がると、66年の来日時に「シェーッ!!」のポーズをとるジョン・レノンが待っています。

ここに、シンコーミュージックのビートルズ本のほかに、ビートルズの写真パネルや貴重なコレクションも展示されています(ここに載せた以外にもありますよ)。写真は長谷部さんの撮影による歴史的記録の一部です。

Shinko_book_3

Shinko_pic_2

一人一人ていねいにサインする星加さん。終了後、『ミュージック・ライフ』65年8月号表紙と並んで記念撮影に応じてもらいました。

Shinko_hoshika

さて、星加さんに興味を持った方は『ビートルズにいちばん近い記者 星加ルミ子のミュージック・ライフ』(河出書房新社)も読んでみてくださいね。ビートルズ以外も含む全仕事を追った評伝です。

from 淡路和子

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